几
掲載日:2025/12/19
行き場のない感情が
文字に憑いて回ったような
裏写りした痕跡の、
はみ出したインクの濁りの記録も
全部この引き出しに詰まってる
昂り振り下ろした感情の
破裂した時の血痕も
善悪の拮抗した世界が贈った
プレゼントにすぎないし
自責の念を代わりに受けた
このPCとカレンダーの置かれた平面上で
何度も努力はした
原稿用紙に囲まれるくらいに
微睡みを宥めるようになった
何度も失敗はした
一日中向かって惚けるくらい
日記は昨日の日付で止まったまま
何度も日々を送った
勉強にゲームに枕に
勉強に仕事に出会いに愛に
僕の人生のテキストと記憶の保管場所だった
ただの場所にすぎないけど
ただの習慣のひとつでしかないけど
でも今こうして仕事ができるくらい
幸せも段々と積めるくらいになったのは
君がずっと壊れないでいてくれたからかな
偶有性の闊歩する真下で
また一つここで目標に向かってみる




