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カレンダー見たら卒業間近だったので、今散歩中のルームメイトが以前寝言で言っていた「ベランダから紙飛行機を市営プールまで飛ばす」という奇行のトレーニングを、市販のお弁当片手に観覧車を見ながらする話

作者: 星海 しいふ

なろラジ小説大賞の応募ワード全部詰め込んだらわけわかんないことになったので、意味不明なままいこうと思います。作者も何言ってるかわかりません。


 今、俺はベランダから紙飛行機を飛ばしている。

 目の前にある市営プールに向かって飛ばしている。買ってきた市販のお弁当を夜ご飯に食べながら。あの入り口に届かせるのが目標だ。


 なぜこのような珍妙な奇行をしているのか。きっかけは、ルームシェアしている親友の寝言だった。


「ベランダから紙飛行機飛ばすんだよ。そんで、その紙飛行機には愛してるって書いてんだよ。ロマンチックだと思わないか?」


 思わない。頭おかしいのか?と思っている。現在進行形で。


 ではなぜその頭おかしい奇行をしているのか。


「それ聞かれちゃった?恥ずかしっ」


 恥ずかしい自覚はあるらしい。しかし…


「俺の好きな人がさ、あの市営プールにいつも通ってるんだよ。だから、ここのベランダから飛ばせば届きそうだと思わないか?」


 確かにギリギリ届きそうだ。


「でも、俺は紙飛行機飛ばすの下手だからさ、お前代わりにやってくれない?」


 自分でやれよ。マジで。自分でやれよ。


 でも、親友の頼みだ。結局引き受けた。なので、今こうして練習しているのだ。


 近くにある遊園地の観覧車が見える。もし、あいつの恋が成就したら、あの観覧車に2人で乗るのだろうか。いや無理か。紙飛行機飛ばしてくる奴とか気味悪いだろ。普通に。


「あれ?紙飛行機飛ばす練習してんの?」


 散歩から帰ってきた親友が外からベランダにいる俺に言う。


「貸し1だからな」

「はいはい」


 とりあえず、フラれたあいつを慰める言葉でも考えておくか、と思いながら紙飛行機を飛ばす。


 この奇行が迷惑行為として警察沙汰になり、俺が親友に慰められることを、このときの俺はまだ知らなかった。

略すならなんですかね?ベラ紙?ベラトレ?紙トレ?


12月7日追記

なんかポイント入ってました。ありがとうございます!


12月12日追記

ポイント増えてますね。ありがとうございます!

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