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今日も今日とて魔王軍は悩ましい

作者:りょー
先先代の魔王は言いました。
『よくぞ数多の配下を打ち破り、ここまで来た勇者よ!貴様が望むのであればこの世界の半分をくれてやろう』

それを聞いた勇者はこう返しました。
『半分では全然足りないな、俺は世界の全てが欲しい!』

それを聞いた魔王は諭すように言いました。
『ほぅ…そのような過ぎた強欲は身を滅ぼすぞ勇者…だがその心意気に免じて6:4で手を打とうでは無いか。お主もここまで来て旅を共にしてきた仲間達を失うのは惜しいだろう』

勇者は仲間を殺されるかもしれないと歯軋りをしながらもこう返しました。
『…8:2なら手を打とう。貴様も慕ってくれる配下の命は惜しいだろう。これ以上は譲らん」

魔王は苦しげな笑みを浮かべて言いました。
『仕方があるまいな、お互いに失いたく無いものは多い。それで手打ちだ!本日この時より人類と魔物の戦争は終戦とする!!』


魔王の城まで勇者が攻め込み、和睦という形で終戦を迎えた。
人類は魔物に侵略された土地を取り戻し、さらに追加で広大な手付かずの自然や資源を手に入れました。
魔物は領土や資源を失い貧しくなったものの、仲間の命は守ることができました。
世界はこうして束の間の平穏を手に入れたのでした。
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