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『なんとなくだけど(苦笑)ここにいちゃいけない人でしょう?変装はしてるけど。』


「(苦笑)うん。」


そして、彼の方を見ると

『来てくれてありがとう。ちゃんと敬語とか使えないと思うから、そこは許して欲しいんだけど』


「あぁ。不敬にはしないよ。でも、二人以外の人がいる時は気を付けて欲しい」


『はい^^ 色々迷惑かけてごめんなさい。何で恩返しが出来るか分からないけど、こっちでお役に立てそうなことがあったらするね。ここで出来ることがあればいいんだけど・・・・』


「それは、追々。リュイかライルから連絡させるよ。」


『分かった。』


「それから、最初に色々約束して欲しいことがある。」

そう言うと、彼は話し始めた。


『えっと・・・・ごめん。すぐには全部覚えらえないけど、約束はちゃんと守るね。書きとめておきたいけどどうしよ・・・』


「今回は、俺が書いて後で渡す。それでいい?」


『はい。あのね。』


「ん?」


『リュイ君からもう聞いてるかもしれないんだけど』


「あぁ。その件な。この屋敷か王宮の人でもいいか?」


『えっ?』


「侍女の中で、(向こうで言う)先生みたいことを出来る人がいるんだ。その人に頼もうと思ってる。」


『私に時間割いてもらえるの?あ、でも・・・誰であっても、私の為に時間割いてもらわなきゃいけないんだよね(´・ω・`)』


「そこは気にしなくていい。仕事のうちだ。くーちゃんが、やりたい意思を見せた。それで十分な理由になる。選定するから、2~3日時間くれるか?」


『・・・ありがとう』


ほっ。本当は俺が言わなきゃいけないことだったかもしれないが。

そういえば、陛下のことまだ名前呼んでないな・・・・。

気になるんだが・・・・。


「陛下。あれ・・・渡していいですか?」

ライルは、一通り話が終わったと踏んだのか次の話題へ話を振った。


「あぁ。あ、その前に。くーちゃん。この二人はさ。俺の幼馴染なの。宰相と騎士という役職で、俺は陛下という立場だが、こういう感じの時は、役職とかは取っ払って会話をしている。3人だけの時だけな(笑)」


『そうなんだ。』


「くーちゃんとかつやと話す時も、同じように砕けても不敬にしないと話は付いている。ただ・・・」


『うん』


「話す場所はかなり限られてしまう。そこだけは守って?」


『分かりました。それも、項目に入れてください^^ ライルさん?』


「な、なんでしょう?」


『3人は幼馴染なんですよね?』


「そうですね。」


『だとしたら、ふーちゃんとは一つ違いで、私は年下なんです。(リュイのことを見ながら)彼のことはリュイくんって呼んでるんですけど、ライルさんのことはなんて呼べばいいですか?』


【ふーちゃん??】

リュイとライルが同時に、名前を呼んだ。

読んでいただきありがとうございます。

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