仕事
この仕事に就く前にしていた仕事、「飲食業」について今更振り返ることでもないけれど、どうしても明日のことが気になって何も浮かばないので、今の仕事「介護職」と前職「飲食業」について感じることを書いていこうと思います。
え?自分介護なんてやってたのって話ですね。実はそうなのです。全く未経験から始めた理由というものがあります。
まず、飲食業ならびに接客業について限界を感じていました。正直、こんなことを言っては批判を受けそうですが、接客業は「二十五歳」が限界だと私は感じていました。理由としては、年齢を重ねた女性が活躍できる職場ではないからです。
やはり女性は見た目を重視されると思うのです。少なからず私はそう思っています。もちろん歳を取っても仕事ができる方はいます。当たり前の話です。
しかし、私は自分の一生の仕事にしたくなかった。ただのこだわりです。だから一度目の結婚で接客業を辞めることを決断しました。「二十四歳」の時のことです。
私はとある私は工場で勤めはじめました。子供を身籠り、出産するまでの間から第二子を授かり育休を消化して職場復帰するまでの間ですね。この話だと飲食業も介護職も全く関係ない話なのです。
しばらく仕事をしていましたが、やはり思うことはありました。
「人と関わる仕事がしたい」ということです。
その当時は、若い頃にしていた接客業のノウハウを生かすため「飲食業」に就くことにしました。昔の話ですが、当時少しの間飲食業のアルバイトをしていたことがありました。「二十歳」の頃です。当時は楽しかったのです。私、食べることがすごく好きで、一人で色々食べ歩きなんかするのですが、それが職場にあるのですよ。しかもそのお店、賄いがすごく美味しくて。本気でやりたいと思ったのが工場を辞めるきっかけになりました。
当時「派遣切り」というものがありましてね。時代ですね。その余波で人員削減のために自主退職する人員を探していたのです。先も短い請負でした。賃金も安くなる。子供も少し大きくなって安定して働けるようにもなったこともありましたからね。私も自分の人生を生きたかったのです。
そこで働いたのがしばらく続きました。すごく楽しかったですね。工場という密閉された空間でなく、人がいる空間が。そして、自費だけど賄い、美味しかったです。
そして二度目の結婚。ここで地獄を見たのですが、それはともかくここでも働きたくて仕方ない。家庭に入る人間ではないのですよ、私。
そして結婚して八年後、飲食業に就いて彼に出会った。というのが事のくだりですね。特に彼とは何があったわけではありません。手だって繋いでいないのです。中学生だってやることやりますからね。中学生以下です。ははは。
彼は料理を作ることが好きでしたね。仕事について話している時の彼は楽しそうでした。元気してるかな。
あ、で、すいません。介護職についてですね。取り乱しました。実は飲食業に就く前から介護職に興味があったのです。今思えばですが、古本屋で本を買っていたのです。「介護福祉士」の本でした。何も知識がないのに介護福祉士ですよ。よく分かりません、当時の私。
介護職を選んだ理由は「人と関わる」ということ以外に「年齢」も考えていました。これから衰えていく自分が向き合える仕事は何かと考えた時に、この社会で必ず必要とされる「資格」。それが介護職ではないかと考えたのです。現実は甘くないですけどね。
資格を取るまで最低三年。桃栗三年柿八年という言葉がよく似合う職種ですね。
とはいえ、入ってみたら初めこそはたじろいでしまったけれど、「人の尽くす」ということができる最高の現場です。人の幸せに良い添える仕事、人の最期に少しでも関われる仕事です。
人一人幸せにできない私には、人に尽くして迷惑ではない仕事が丁度いいのです。人に迷惑かけずに人に尽くせるなんて嬉しいことこの上ないじゃないですか。
分からないでしょうね、これを読んでいる読者さんには。私がどれだけ人に尽くすことを幸せに思っているか。人に関わって喜んでもらえる、それだけで嬉しいのです。
ただの寂しがりやなんです。
一人が怖いのです。否定された人間だから。
誰かに寄り添いたい。でもそれはもう叶わないからせめて人の役に立ちたい。ただそれだけ。
きっとこの職場が駄目になっても介護職は続けます。だって楽しいから。ただのエゴかもしれない。でも人の役に立つエゴなら持ち続けてもいいでしょ?じゃないと生きてる意味がなくなってしまうじゃない。このくらい許してよ。なんて。
それに昨日書いた「電話の人」にも言われたんですよね。
「介護、楽しいだろ?」って。
「はい、楽しいです!」って答えました。
だって楽しいんだもん。だから気になるんだろうな。きっと。
というわけで今日は「飲食業」と「介護職」のいいところを挙げてみました。どの職場にも目を輝かせて働いている人たちがいるんですね。そしてそんな男性に惹かれるんでしょうね。恋愛体質はきっと一生抜けない気がします。でも結婚は二度としないけどね。いろんな理由あるけど。