第零章 第二話 見知らぬ天井
目が覚めるとそこは見知らぬ天井。ふざけてるのではなく病院のような天井などでもなく木製の天井だし。何より暗い。よくは分からないが、ファンタジーよろしくの異世界とかではなさそうだ。だが寝ていたはなにも始まらない。起き上がろうとした。だができなかった。いや正確には体を支える筋肉そのものが一気に弱くなったような感じで・・・・体の違和感を感じる。いやまさか自分の手を見るそこには市内を握っていたいつもの剣だこがある手ではなく、赤ん坊のそれと同じ物があった。自分のではない可能性も考えたが自分の動かしているとおりに動く。
・・・・あ、終わった。
がんばって起き上がって座ることはできた。なので少し周りを見てみる。時計があった。
時刻 2:34
朝早いなぁ~
と現実逃避をした物のこれからどうすればよいか考えたが、まずはなぜこうなってしまったのかの原因を考えた。思い出せたのが最後に紫色の光を見たことだったが、悪魔の召喚やら何やらが原因ではないかと考えられた。つまりあれか。転生ってやつか。周りを見ると日本語の物があるので異世界ではないだろうと予測した。もう少し周りを見ると隣に赤ん坊が寝ている。違うベッドの上とかでなく本当に隣にいる。
気づかなかった。同じベッドにいるということは
1、双子
2、同じ日に生まれた誰かさん
3、何にも関係ない誰か
の可能性があるがと言うか2,3に関してはほとんどありえないのレベルだからな。いろいろと確かめないと、まずしゃべれるかどうか。
「あー・・・・」
はい駄目しゃべろうとしたけど あー とか位しかでなそうだ。だがここで大事な違和感に気づく、
落ち着け落ち着くんだ俺よ。素数を数えるんだ。2 3 5 7 11 13・・・・
確認だ。確認をせねばならない。冷や汗が大量に出ている気がする。3・・・・2・・・・・・・・・・1------無い、男の象徴が無い。
ハッハッハッハッハッハ
女になってしまったようだ。もうあきらめて寝よう。もしかしたら夢落ちっていうこともあるかもしれないからな。そして、寝た。




