第零章 第一話 因果の始まり
俺は、ごく普通の高校生 藤本戒十
趣味は物づくりと考えることかな。考えることが趣味と言うのもおかしい気はしているが、強いて言うであればだ。高校は剣道部に入ってなぜか副部長をやっている。そもそも高校は帰宅部でいたかったのだが、うちの高校が全員強制部活入りをさせるところだと知らなかった自分が悪いのだが仕方なく剣道部にはいっているが何かに妥協するのが余り好きではないのでいろいろ考えてやっていたらいつの間にか強くなっていたと言うだけの話だ。
時刻 19:30
部活動の終わる時刻だ。さてと、帰ろう。
「副部長、相変わらず早いっスね」
「お、おう、お前も早く帰れよ」
「へ~い」
まったくもう少し先輩を敬えよ。帰り道の校舎裏でなにやら何かやっている。
「ふふふふ、これで15298回目の実験だ。」
「三年か長かったな」
「まだ成功かどうかも分かってないだろ」
「よいのだよ。こういうのは気持ち的問題だろ」
「そうだそうだ」
「ッ」
なんか怪しげな儀式してる。何ヲシテイルノダ?
おっと驚きの余り片言になってしまった。と言うかほんとに何やってるんだ?
「今度こそ、今度こそ!悪魔の召喚に成功するんだ」
「俺これで召喚できたら、彼女作るんだ」
「いやそれフラグだからな」
悪魔召喚、俺の耳がおかしくなったのか?いや確かに言ったな。でも15298回目の実験とか言ってたなそんなにもやってるほうがすごいと思ってしまったが、単に馬鹿だよな。いやメンツ的には馬鹿ではないはずだが、学校内でもそれなりにうえのほうにいるやつらだった覚えがあるからな。
違うそうじゃない。俺は帰りたいんだ。こっそりと帰ろう。横をそ~・・・・
「何か反応してる!」
「成功か!」
「本当にか!」
なんか成功しているが、横をさっさととうらねb・・
ッカ!!
紫色の光が出たと思ったときには俺の意識はなくなっていた。