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プロローグ
かつて連続殺人を犯した彼は神様から天国への来訪を許されなかった。彼に許された道は２つ、一つは地獄で自分の犯した罪を消化するまで痛みと苦しみを味わう事。もう一つは別の世界へ転生して人しての人生を一からやり直する方法。しかし転生する世界は自分が生きていた世界より自分にとって生きにくい場所であり、前世と同じように罪を重ねると死後、永遠の苦しみを地獄で味わい続ける事らしい。
彼は前世の記憶を持った状態で一から人生をやり直す事を選んだ。
14歳の独り身の少年。
それが暁 大和
かつて殺人鬼であった彼は初めて人の美しさに触れている気がした。初めて誰かを守りたいと思った。初めて彼は誰かを好きになった。初めて彼は神様に感謝しました。
あの日までは
