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最強のUMAになりました!?

第6話 シャドーピープル


物を擦り抜ける能力か.........特にピンとこないので試しに使い近くの木に触ってみる。 すると、そこにただの立体映像が有るみたいにすり抜けた。

「うぉ!凄げぇ!本当にすり抜けた!」

手を入れたり出したりを繰り返し、ついに体ごと木を擦り抜け更に興奮こうふんしまくる。

「よっしゃー!!何か凄い力を手に入れたぞ!シャドーピープル凄げぇ!!」

その後は不可視を試してみようと思い使うと本当に体が透明になった。俺は「よし!」とガッツポーズをした。まぁ見えないが。

(あれ?透明で物体を擦り抜けたら最強なんじゃないか?)

俺はそう思い透明なまま木に触れるが普通に触れた。

「あれ?何で?」

俺がそう言うとやはり謎の声が教えてくれる。

『ANSER 〈不可視〉や〈物質透過〉など体質変化能力は一度に一つしか使用出来ません』

マジか〜まぁそこまで都合良くないよな。

「消えたりしながら飛べたりは?」

『ANSER 可能です』

(お、そこは都合が良かった。いざとなったらこれで逃げられる。後は)

まだ使ってかなくて、ずっと気になっていた〈心霊現象ポルターガイスト〉を使ってみる前に一度いちど、謎の声にこの能力の具体内容ぐたいないようを聞いてみたら『ANSER 簡単かんたんに言えば念力ねんりきのようなものです』と返ってきた。

「念力?」

『ANSER そうです。物に触れずに移動させたりじ曲げたり出来ます』

(へぇー、試しにやるか)

そう思い森の中にあったスイカくらいの石にカッコつけて右手を向けて(動け!)と念じると、ズズズと石がゆっくり動いた。そして(浮け!)と念じると石がどんどん上がっていった。

(うぉ!本当に浮いた!)

俺は浮かした石を空中で右に行かせたり左に行かせたりをしていると目の前、五百メートル先にまたゴブリンがいたので、そいつに石を射出するイメージをして念じたらドゴッン!!と大きな音を立てて石は発射された。その時、発射するイメージは戦車だったからホントに戦車みたいにすさまじい轟音ごうおん土煙つちけむりを上げて石はゴブリン目掛めがけて飛んでいき、命中めいちゅうした。ゴブリンは声も上げずに吹き飛んだ。

(うわー、戦車擬せんしゃもどきスゲー(棒))

そこには真っ赤にまったゴブリンの肉片にくへんえぐれた大地があった。

取り敢えずゴブリンの死体を回収かいしゅう捕食ほしょくする。......何かれすぎて怖い。

そんな時やけに遠くの方で何か騒がしい気がしたので【わし】の能力〈超視力〉で音がする方向を見ると、見た事ないくらい大きくて全体的に灰色のデブが一キロ先に三体もいた。

「なあ.........あれってまさか」

『ANSER オークです』

言われた通りあの灰色のデカブツはぶたの顔をしていて、凶悪きょうあく面構つらがまえをしていた。

そしてそいつは、一人のおっさんを追い詰めていた。

(うわー.........オークって言ったら女騎士おんなきしとかねらうはずだろ。まぁおっさんしかいないからって、それはなー)

なんて考えながらよく見るとオーク達は、おっさんをアレな目的で無く単純たんじゅんに捕食目的として見てるようだった。思わず(はぁーよかった)と安堵あんどしていた。全く良くない状況だが何かしてしまった。オーク達の近くには壊れた馬車や馬と見られる動物の無惨むざん死骸しがいが二頭ほど倒れていて頭部は無く所々、食べられる腹部などが抉れていた。

そしておっさんは、馬車から落ちた時になったのか手足をったらしく必死にって逃げていたが馬を食べていたオークがそれに気づいて追い詰めた所だと思う。

(あ〜助けた方がいいな)

『INFORMATION あのオークを倒すとレベルが四になります』

(お〜最初からあのおっさんを助けるつもりだったがやる気が更に出たな)

そして俺はそこまで飛んでいった。

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