最強のUMAになりました!?
第2話 フライングヒューマノイド
「何だ?今の...」
俺は周りを見たが居るのは鳥や虫ぐらいで人の気配すら無い気のせいかと思った......だが
『ANSER 気のせいでは有りません私は貴方の脳に直接語りかけています』
( マジかよ...何だその力、つーか誰だよ)
『ANSER 私は言わば貴方のサポートをする者です。』
何だそりゃ、そう思いながら色々質問をして分かったことがある。まずここは日本どころか地球ですら無い異世界、その名は《アーティマ》そして今俺がいる所が〈リニル王国〉北部のジュダルと言う森林地帯だ。そしてこの世界の世界観は中世ヨーロッパ位で魔法やモンスター有りのファンタジー世界だった。
「はぁー、まさか本当にラノベみたいな事が起きるなんてな、でももうちょっと位マシな体にして欲しかったな、これじゃ少しだけフライングヒューマノイドやシャドーマンみたいだな」
俺がそんな事を言うと
『ACQUISITION 【フライングヒューマノイド】を獲得しました』
ん?何だ今の?何か謎の声が急にフライングヒューマノイドを獲得しましたとか言ってるんだが何だ?
『ANSER 貴方には知っている生物の能力を獲得する事が出来ます。ただしこの獲得能力は一時間に一回だけ使え獲得した能力はそのまま使用し続けられます』
「マジかよ!スゲェなこれ!あ、でもさっき鳥や虫を見たのに何も起こんなかったぞ?」
俺がそう言うと謎の声が言って来た。
『ANSER 獲得するには、貴方が獲得する対象の知識を持っている事とその対象名を言わなければなりません』
成る程それでか、でも知っている生物がUMAでもいいのか?そう思っているとまた
『ANSER 知っていれば何でも可能』
マジか、それなら今の俺はフライングヒューマノイドの力が使えられるのか?てことは飛べるのかとジャンプしてみたが飛べない.........
「駄目じゃねぇか!」
俺がそう言うと
『SUPPLEMENT 飛ぶイメージを持ちましょう』
「あー成る程確かにジャンプするだけだったしな、よし!それじゃ改めて」
浮かぶイメージを持ったら浮き始めた。急速に!そしてバキッ!と言った感じで上の太い枝を折りそのまま急上昇を続け飛び始めて五分で雲の上まで来てしまった......そこでようやく止まれた多分、高度は飛行機が飛ぶ位だろう。
「速えぇっっっ!!イメージで飛んだらクソ速えぇっっっ!もうちょいゆっくり飛ぼう!」
そうして飛び方を練習してようやく思い通りになった。そうしてると一時間がもうとっくに過ぎていた。