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「加賀美さんから・・・プロポーズされました。」

「「「ふ~ん・・・」」」

「ふ~んっていうと思った。でも、どこでプロポーズされたと思う?」

「どこ?」

「・・・リングの上から・・・たくさんの観客がいる前・・・」

「「「・・・っえぇ~~~~~~!!」」」


少しほほを紅くさせながら、優奈は事の成り行きを話し始めた・・・


それは、この会議から半年前のこと。

加賀美は、前日に“超大物の”外国人レスラーと、メインイベントで試合をすることになっていた。

いつものジムで一緒にトレーニングをする二人。並んでランニングマシンで体を鍛えている時だった。


「南沢さん。」


正面を見ながら優奈に話しかける加賀美。優奈も正面を向きながら「何ですか?」と声をかける。


「明日の試合・・・絶対に見に来てください、絶対に勝ちますから。」


そういうと、加賀美はマシンから離れ、先にシャワールームへ行ってしまった。優奈も慌ててマシンから降り、そそくさとシャワールームで汗を流すのだが…


加賀美はジムを後にしていた。受付でそれを知った優奈の頭は混乱していく。そんな時・・・


「南沢様。」


ジムの受付が彼女を呼ぶ。慌てて振り向いた優奈に受付の女の子は動揺しながら


「か、加賀美様から、こ、これを・・・」


と言って白い封筒を差し出す。優奈は「ありがとうございます。」と言いながら受け取るとそこに入っていたのは、関係者用のチケットと一通の手紙。その紙には一言だけ書かれていた。



“必ず来てください。”



とだけ・・・



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