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(ジム受付)
「あの・・・南沢さん」
「あ・・・」
加賀美は一人で私たちを待っていた。
双「優奈・・・。」
実「双葉・・・優奈の様子見よ。」
双「でも・・・。」
「僕は・・・」
「何度も断ってるじゃないですか!いい加減にしてください。加賀美さんとお付き合いできません。」
加賀美は、うつむいたまま、何も言わなくなった・・・
「わかりました・・・。」
加賀美は悲しそうな顔で、優奈を見ていた。
「でも、俺の気持ちは変わりません。これ、受け取ってください。」
加賀美の差し出された右手には、白い封筒。
「俺は、ここで待ってます。では。」
そういって、加賀美はジムを後にした。
双「優奈・・・」
優「みんな・・・ありがと。」
実「今回は、効いてるみたいね。」
優「うん・・・。」
葵「どうしたの?」
優「ううん。なんでもない。」
優奈は少し動揺していた。
いつもと違う、思いつめた加賀美を見たような気がしたからである・・・。
少し加賀美のことが心配になったようである。




