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「あ・・・あの・・・」
「名倉双葉の父です。」
そういいながら、双葉の父は桧垣に缶コーヒーを渡す。
「双葉の・・・その・・・桜井君だっけ・・・彼のこと教えてくれないかな?」
しどろもどろになりながら、双葉の父は桧垣に桜井のことを尋ねる。桧垣は、震えた手で持ち続けていた煙草を消して、一息整えてから・・・。
「お父さん・・・すいませんでした!」
いきなり土下座をする桧垣に双葉の父はびっくり。
おどおどしながら・・・
「と、とにかく頭上げなさい!」
ということしか出来なかった・・・。




