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朝7時
「あ・・・葵からだ。」
寝室でメイクをしていた実理の携帯に葵からのメールが入る。
同じ時刻、優奈にも双葉にもそのメールが入っていた。
件名:ご報告
内容
昨日は、遅い時間にメールしてごめんね。
で、昨日のメールの件なんだけど・・・
いろいろご迷惑をおかけしてすみません。
無事に、よりを・・・戻しました(笑)
こんな私たちですが、これからもよろしくお願いします。
「で、どうだった?」
上半身裸の風馬が、後ろから実理に抱きつきながらそう聞く。実理はくすぐったい気持ちを抑えながら「よりを戻しました(笑)」と返答し、風馬の腕を左手で払う。その左手の薬指には小さなダイヤが輝いている指輪が付いていた。
実は昨夜、風馬は実理が眠ったのを確認すると、気づかれないようにそっと薬指に指輪をつけ、自分の薬指にも指輪をつけた。
そして、翌朝眼を覚まし、指輪に気づいた実理に「結婚しよう。」と伝えたのだ。
婚約、その状態にステップアップした実理と風馬だった・・・。




