表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/97

71


“名倉、大丈夫か?”

“お前面白い奴だな。”

“なんでそんな顔すんだよ?”


“名倉、ごめんな。俺は、その気持ちに答えられない。だから、俺のことは忘れてほしい。”

“じゃあな。また明日な。”


「先輩!」


深夜2時

双葉は、桜井との思い出とあの日の事故のことを夢で見てしまった。怖くて目が覚めると、たくさんの汗をかいていた。風呂場に行ってシャワーを浴びる。その時、ふと桧垣のことを思い出す。


“名倉・・・”

“俺・・・名倉のことが好きだ。”


「先輩・・・どうしたらいいの?」


泣きながらシャワーを浴びる双葉。気持ちが心の中でぐちゃぐちゃになっていくのを、身を持って感じていた。



その頃・・・


プルルル・・・


「は・・・い・・・」


「あ、あの・・・編集長?」


「霧島か・・・って、霧島?」



葵は、木暮の携帯に連絡を取っていた。ぎこちなく言葉を発する葵に、動揺しまくっている木暮・・・



「ど、どうしたんだ!こんな時間に?」

「あ・・・あの・・・編集長とお話したいことがあって・・・」

「話?」

「はい・・・この前のことで・・・。」


その言葉に、木暮の心臓が速いペースで鼓動を打ち鳴らすのを実感する・・・


「直接・・・お会いしたいんですが・・・。」

「直接・・・いいけど。」


木暮と葵は、この後、会うことになった。

木暮は、電話を切ると、襲ってくる呼吸困難と闘いながら少しずつ服を着替えていく。その頃、葵も身支度を整えていた。服を着替え、メイクをし・・・



件名:ありがとう


内容

双葉、優奈、実理

今まで、いろいろありがとう。

やっぱり私、編集長のことが好き。だから、今から気持ち伝えてくるよ。

桧垣先輩と加賀美さんと風馬さんにもよろしく伝えてね。

じゃ、行ってきます。



携帯から双葉達にそうメールを送った葵。送信完了の表示を確認すると、携帯電話をバックの中に入れて、玄関のドアを開けて部屋を出て行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ