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(恋愛報告会 第5回)
この日、葵は体調を崩した為、欠席。残るメンバー3人で会議となった。
「・・・ということで、木暮さんは葵の返事を待っているようです。というか待っています。前回の件もあるので、ここは慎重にいこうと思うのですが・・・。」
双葉が、葵に起きたことを代理で説明。
「葵としては、忘れられなかったんだよね・・・いい意味で。」
「一応、五分みたい。素直に忘れないのも半分、でも、元に戻ってしまったらということの恐怖も半分みたい。」
「そりゃそうだよね・・・。」
「うん・・・。」
3人の間では、重い空気がズシっとのしかかっていた・・・。
その頃葵は、出版社から呼び出しがかかり、栄養ドリンクを飲んで、重い身体に活を入れながら家を出た。
出版社に到着し、なじみの編集長と担当編集者の3人で、企画について話し合いを始めたその時だった。
“あれ・・・くらくらする・・・字がゆがんでく・・・。”
バタン・・・
「霧島さん!大丈夫ですか!」
「ちょっと、葵ちゃん・・・すごい熱あるじゃない!すぐに救急車!」
「はい!」
編集部は、葵のことでパニックになっていた。その後、葵と編集長が駐車場に移動。編集長の車に葵を乗せて、近くの大学病院へと向っていった。




