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(優奈・加賀美)
優奈は、加賀美にあのことを聞いた。
「加賀美さん・・・海外に行かれるって本当ですか・・・?」
加賀美は少しコーヒーを噴出し、驚いた後、笑いながら・・・
「それは、僕じゃないです。」
といいながらハンカチで口元を拭いていた。
「そんな情報まで廻ってるんですね。海外に行くのは僕の先輩達です。あの、さっきいた・・・」
(あの、怖そうな人だ・・・。なんとなくわかるかも・・・)
「そうなんですか・・・。よかった。」
「何がですか?」
「あ、いえ、何も・・・」
「もう時間なんで・・・。」
加賀美は立ち上がろうとした。優奈はとっさに加賀美の左腕をつかんでいた・・・。




