11/97
11
(手紙の内容)
南沢優奈様
いつも口下手で、同じことしか言えず、申し訳ありません。
僕は、マックス・ジムでお見かけからずっと南沢さんのことが忘れられません。
ジムの受付の階段で怪我をした時、タオルで止血してくれたことで、もっと忘れられなくなりました。
僕の中で、レスラーではなく、一人の男としてやさしく接してくれた南沢優奈さんを愛してます。
同封した試合のパスは、僕にとって人生を賭けた大勝負になるトーナメントのものです。
このトーナメントに勝って優勝したら、1日でも数分でもかまいません。僕に少し時間を頂けないでしょうか。
これが今の僕の気持ちです。
会場でお返事お待ちしています。
加賀美智
葵「止血してあげたんだ。優奈」
優「入会してすぐの時ね。いきなり目の前でこけるんだもん。びっくりして・・・。」
双「それが、加賀美さんの心動かしたんだね。」
実「重症になるまで。加賀美の気持ちにどう答えるかは優奈次第だよ。こいつは、手紙で気持ち答えたんだからさ。」
優「・・・うん。」
優奈の気持ちは
いつも以上に
ぐらついていた。
この日の報告会は、優奈の一件で持ちきりになり終了。
彼女たちはまたいつもの日常に戻っていった・・・。




