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傍観  作者: 54
第三章 空に舞う傍観者
8/11

ことわざ回想

 今日、山田さんの鯛が腐った。


 その鯛は昨日、海老が大好きだった戸山さんに、海老煎餅のお礼としてもらったものだった。


 戸山さんは、鰹節が大好きな門戸さんに鰹節を預けたら、全て食べられてしまい、お詫びとして一昨日に鯛を貰った。


 門戸さんは三日前、山で油揚げを食べようと思ったら鳥に盗られてしまい、慰めとして中門さんに鯛を貰った。


 中門さんは四日前、善は急げ!と思い、倒れていた漁師の田中さんを助け、お礼に鯛を貰った。


 田中さんは五日前、千里の道は一歩から!と思い、漁の練習で鯛が捕れた。







































 さて、翌日。


 山田さんは、腐った鯛を田中さんに返しに行った。


「おいおい山田さん、この鯛腐ってるじゃねえか」


「田中さん」


「なんだ?」


「腐っても鯛」



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