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彼女の憂鬱

 はじめまして。

 森本万葉と申します。

 処女作につき読みにくい部分も多々あるとは思います。先にお詫び申し上げます。

 

 本作は魔法のiらんどで連載しているものを加筆修正して転載していきます。

従って、内容に多少の違いがあったり、投稿がそちらのサイトより遅れています。

ご容赦ください。

 周りを取り囲む全てがあなたのためだけに創られた




~仮想現実~




だと知った時。




 あなたは私のことを恨むでしょうね。




 それでも、私は私のためにあなたにこの世界を捧げるわ。




 薄れゆく意識の中で、消え行く自分の命をかけて彼女は彼女にとっての真理を世界から隠した。



 たった一つの目的のためだけに創られた世界があった。



 ただ、唯一の“目的”だけがその世界の真理でそれ以外は何の意味も持たない世界。



 それを貫くためだけに大きな世界から切り離された空間。



 その仮想現実を創り導くために彼女は生まれかわった。



 そして、それを成すための不安定な素材で新たな世界が構成されていった。



 はじめはそれで上手く回っていた。


 全てのことが彼女の管理のもと、それらしい新世界が着々と形創られていった。



 しかし、途方もない時間が創造者すら予想していなかったほど、その緻密な計算を狂わせた。



 世界の意義が想定外のところで綻びを見せ始めたのだ。



 その小さな歪みは、当初の目論見から大きく外れ世界は真理を無視して動きはじめた。



 それを感じた彼女は決意した。



 ただ唯一の目的を果たすために、世界を壊すことを。




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