第一章 第1話「突然の襲来」
登場するキャラクター
古川ミズホ
・この小説の主人公。女性。年齢15で水乃橋私立高校に通っている。基本的に落ち着いた性格であり、物事を冷静に見る事が出来る。だが、戦闘力はあまりない。水属性の技を使う。
電野雷華
・女子高生であり、ミズホの友達。年齢15。ミズホと同じ学校に通っている。シニカルな性格だが、ノリが良く楽しいことはとことん楽しむ。戦闘力はミズホと同じくあまりない。電気属性の技を使う。
火矢炎蔵
・男子高生であり、ミズホの友達。年齢15。ミズホ、雷華と同じ学校に通っている。とにかく明るい性格で熱血。どんなことも楽しむ。雷華とは言い争いをする事が多いが、何だかんだ仲は良い。戦闘力はあまりない。
火属性の技を使う。
草凪悠樹
・男子高生であり、炎蔵の親友。年齢15。炎蔵と同じ学校に通っている。炎蔵と同じく明るく熱い性格に見えるが、実際は冷静である。
だが、今は訳あって炎蔵達とは会えていなくて──?
戦闘力はちょっとだけならある。草属性の技を使う。
古川憐
・ミズホの父親。厳格だが優しさもあり礼儀正しい。主な属性は氷。だが、それ以外にも沢山ある。戦闘力は古川家の中でも随一。
シャム・フェイト
・敵組織『Lord'world Dominionist Coalition Organization(卿想界支配主義連合組織)、略して、『LDCO』の中の『lowest』というランクのリーダー。
『lowest』のメンバーの中ではまだ落ち着いている。彼に関してはまだ分かっていない事が多い。男性。年齢不明。
【瑞夏】
・『LDCO』の中の『lowest』のメンバー。女性。水属性の技を扱う。また、情報をある程度を得る力もある。
【樹桜】
・『LDCO』の中の『lowest』のメンバーの【瑞夏】とは仲が良い。フードで姿を隠しており、どんな人なのかは分からない。木属性の技を使う。男性。
【ヴェロニカ】
・【瑞夏】、【樹桜】の先輩。『lowest』の中では五番目に強い。主に毒属性の技を使う。女性。
──此処は卿想界。
現実世界とは違う所にある別世界だ。そんな卿想界にある家で古川ミズホは友達の電野雷華、火矢炎蔵と一緒に居る予定だ。
雷華は電気属性を使うミズホの友達で、炎蔵は火属性を使うミズホと雷華の友達。実はミズホはもう一人友達が居て遊ぶのだが今回は来れないらしい。
〜古川家〜
〜リビング〜
「こんにちは。ミズホ!」
「お邪魔する!時間大丈夫だったか?」
「あ。雷華と炎蔵。来てくれてありがとう!」
「時間は大丈夫だよ。」
今日は休日。なので何もする事が無いと思ったミズホは友達を自分の家に誘った。すると、あっさり来てくれた。ミズホは嬉しそうな表情をする。
「良かった!それじゃあ早速ゲームしようか!」
「やっぱり、最初にゲームするなら『FANTASYFighters』だよな。」
「いやいや、育成ゲームの『campusCREATE』でしょ!」
『FANTASYfighters』は最大八人で遊べる格闘ゲーム。卿想界のゲームでも人気のゲームである。ルールは簡単。ダメージを貯めて、強い攻撃で相手を画面外に飛ばすだけ。その為、子供から大人まで人気。略してファンファイ。
『campusCREATE』はプレイヤーが色々な事をまとめるプロデューサーとなり、個性を持つタレントを育てて行くゲームである。色々とランクが存在し、特にSランクを取るのは最高難易度。
その為、殆どのプレイヤーはSランクの前のA+を目指す。やり方はどのトレーニングをやるか選び、選んだ後はプレイヤーの操作で成功を目指す。その後にはtestと言われるものでハイスコアを目指し、周回する。暇つぶしに遊べる為、特に学生から人気がある。略してキャンクリ。
「はぁ?キャンクリ?あのゲーム、難しいだろ。」
「いやいや、それだったらファンファイは実力差が出来すぎるでしょ。」
「ファンファイ!!」
「キャンクリ!」
雷華と炎蔵は喧嘩を始めてしまった。慌てたミズホは彼らの仲裁をしようとする。
「待って。二人とも。どちらにしろ、二つのゲームはやるから。」
「だから喧嘩は辞めて。」
「まずファンファイからやろうよ。」
ミズホが言う。「すまなかった。」炎蔵が謝った。
「ごめんなさい。ミズホ。」その後に雷華も謝った。
「良いよ。じゃあ、ゲームやろう!」
〜ファンファイ中〜
「喰らいなさい!『ストリームサンダー』!」
「ふっ…!喰らわない!『FIREfryer』!」
「(…二人は今戦っている。よし!なら私も!)」
「…技発動!『マリンウォーター』!」
ゲーム画面のステージに大きな波が押寄せる。
「う、うわあああ!」
雷華と炎蔵のキャラクターは避ける事が出来ずに、当たってしまった。
「ま、負けた〜」
〜キャンクリ中〜
「えっとこれは…」
「スコア上昇だね。これは優秀だから使った方が良いよ。」
「よし!勝ったぞ!二人とも!」
「え!?早くない!?」
〜一時間後〜
「いやー楽しかったね。」
「ホントにな。特にキャンクリでキャラクターのトレーニングをミスした時の雷華の顔。あれは面白かったな。」
「ちょっと!あれはしょうがないじゃない!だって、来て欲しかったスキルカードが来なかったから…」
「あははははは」
皆で笑い合う。ミズホはやっぱり、皆と遊ぶのは楽しいと思い始めた。
──(ガタガタ…)
「え?」
すると、誰かが歩いてくるような音が聞こえた。驚いたミズホは窓の外を見る。
「…っ!何で!?」
「ど、どうしたの!?ミズホ!」
「……『 Lord'world Dominionist Coalition Organization』が来ている…」
「は!?別名、卿想界支配主義連合組織とか呼ばれている…」
『 Lord'world Dominionist Coalition Organization』(卿想界支配主義連合組織)は卿想界の敵組織の中でも規模が大きい組織。目的は主に卿想界を支配する事で、大半は卿想界の住民を支配をしている。ランクは任務は果たした数で決まる。略して、『LDCO』。
「あの『LDCO』!?」
「っ!近付いてきてる。此処から離れよう。」
ミズホ含む三人はLDCOが居ない道を通り、家を離れて行った。
〜古川家 前〜
「………おい。【瑞夏】。此処が古川家だ。準備は良いな?」
「勿論です。シャムさん。【樹桜】も準備出来てるよね?」
「ああ。行くぞ。」
シャム率いる『LDCO』は古川家の前に立った。
【瑞夏】達は扉を開け、古川家に入っていく。
「おい。お前ら。此処から敵の本拠地だ。油断するなよ。」
シャムが小さな声で言う。それに続いて、メンバーも彼に付いていく。
やがて、歩き続けているとリビングに着いた。
「よし。良い感じね。じゃあ、才力発動しちゃおっかな?」
『才力』とは卿想界の住民の一部が持っているもの。簡単に言うなら、能力みたいなものだ。【瑞夏】の場合は、『周りの情報を得る程の能力』。使いこなせば最強クラスの才力である。まあ、【瑞夏】が持っているのでお察しだが…
「うんうん…成程ね〜」
「【瑞夏】。何か分かったか?」
「えっと〜…ん!?」
「どうしたんだ?【瑞夏】?何をそんなに焦っ…」
【瑞夏】が才力を使っていると古川家の中でも相当な強さを持つ者が現れた。
「…!アイツは古川憐!?」
その名は古川憐。彼は古川ミズホの父であり、古川家の中で現在最強クラスの力を持っている。厳格な性格の持ち主ではあるが家族思い。
「(………卿想界支配主義連合組織か。)」
「(そして、敵は『lowest』…私の敵ではあるまい。)」
「射撃『属性狙撃銃〜自然〜』!」
──(バンッ!)
射撃音が鳴り響く。LDCOのメンバーの一人が弾に当たった。
「ぐっ…」
──(バタン!)
「【ヴェロニカ】!?」
【ヴェロニカ】は【瑞夏】、【樹桜】の先輩。
強さはこの『lowest』の中では五番目くらいに強い。女性。
「せ、先輩…!」
「ふふっ…わたしが此処で倒れると思う?」
「この【ヴェロニカ】、本気を出すわ!」
そう言うと【ヴェロニカ】は古川家のリビング内を毒で包む技を使った。
「毒霧『ポイズンミステリアス』」
「ちっ…」
ポイズンミステリアスの影響で憐は足が遅くなった上、攻撃力が下がった。
「(これ系の毒の霧は厄介だ。普通の者なら対処も出来ぬ。)」
「だがこの技には弱点らしきものが沢山あるな。」
「凍結『氷華水月、雹風雪月』」
憐が技を唱えるとあっという間に毒の霧が氷によってかき消されていく。
「…!?やるわね!でも…」
「わたしは『lowest』の中で五番目に強いのよ!こんな所では倒れない!」
「喰らいなさい!石符『五つの五行石〜リーフ&ベノム〜』」
「──甘い!!」
【ヴェロニカ】の攻撃は憐の攻撃によって消されてしまった。それを見たシャムは決意した。
「………おい。皆。此処は撤退だ。古川憐は強い。たまには逃げるのも大事だ。」
「ええ〜!?」
『lowest』のメンバー全員が驚いた。
「うーん…まあシャムさんが言っているんだったら仕方が無いか。」
しかし、シャムが言うならと行った表情で『lowest』のメンバー達は古川家から出て行った。
「………逃げやがったか。」
「それにしてもミズホは大丈夫だろうか。私は大丈夫だったと連絡しないとな。」
確かに『lowest』は古川家から居なくなった。だが、平和は徐々に崩れて行ってしまうのかもしれない………
皆さんこんにちは。小山シホです。さて、私、小山は新しい小説を書きました。所謂、ファンタジー系の小説です!何処か技名が〇方に似ている…というかほぼ同じなのは悪しからず。
とにかくドリネバとはまた違う物語を楽しめると思います。前書きのキャラクター紹介を見ると大体のキャラクターの性格が分かりますのでそちらも是非!
それでは良き小説ライフを!
次回予告
なんとか古川家は『lowest』に破壊されずに済んだ。しかし、そんな事三人は知らない。そこで憐がミズホ達に連絡を取り呼び出す。そこで憐が言った言葉とは──。




