閑話➀ 登場人物
これまでに出てきた主な登場人物の整理になります。たくさんいると思うので、ここで誰がどんな人なのかを確認してみてください。
クリス
前世の記憶を持つ青年。養父であるハンスを殺された恨みを晴らすべく銃を使って吸血鬼を狩る。前世では入院生活の後若くして亡くなるが、隣の病室にいた少女と仲良くなり、少女が死ぬまでは明るい毎日を送っていた。
ラオでゼリクの虐殺現場に合い、吸血鬼の血を使って治療という方法を取ったが、その結果やいかに。
ロラン
クリスとは血がつながっていないものの、共にハンスに育てられ、信頼し合っているため、兄弟のような関係にある。獣人の能力が未確定且つ特殊であり、内なる凶暴性を開放すると謎の狼男になれるというアビリティを持つ。クリスを守るために入団。現在ルーシーのことが気になっている。
キッド
クリスとロランが町で助けた少年。獣人である。ステティアのどこかへ身を隠した。
ハンス
獣人の子供たちを含むたくさんの子供たちを育てる孤児院の院長。ゼリクと何らかの因縁があるらしい。
謎の男(フード男)アダム?
銃を使って吸血鬼を狩る。かなり強い。
謎の男(マフィア帽)
老人だが強い。そろそろ歳。
暗殺協会の運転手の男
クリスとロランに白い布を渡す。そこには金の三角模様が書いてあった。
〇クロノス教団
リリィ
教祖。何故かクリスの命を狙う。
バーチ
リリィの腹心。アーティファクトを使い、金目当てに教団へ仕える。
フジ
軍部長。実は戦うと強い。
ルーシー
軍部参謀。謎の男と電話で話していた。アーティファクトを使いこなす。
キリ
キリ部隊隊長。ハイイロオオカミの獣人であり、現時点でクロノス教団軍部で最強。リリィに心酔する。ロランには慕われているが、クリスからは嫌われている。
ロータス
茶髪でチャラいクリス達の先輩だが、仲間思いで優しい一面がある。キリ部隊に所属する。
カトレア
物腰柔らかなクリス達の先輩。キリ部隊に所属する。
オリバー
貴族出身で貴族制を壊すために教団へ入る。頭脳明晰で、軍部一の秀才。
アロン
如意棒のようなアーティファクトを使う青年。無邪気に見える。
ルピナ
吸血鬼と獣人の混血。ハティ一族。吸血鬼からハティ一族を解放するために入団し、ロランにその正体を明かす。
〇ラオの住人
カール
革命軍団長。父の仇を打ち、吸血鬼達の支配するラオの街を開放するために立ち上がった。ラオ市民・貴族虐殺事件で死亡。
エアリア
オファク出身の革命軍幹部。ジィジに育てられた。クリスにオファク流武術のイロハを教え、姉貴のような存在である。ラオ市民・貴族虐殺事件で死亡。
ハピ
革命軍幹部でアラビアオオカミの獣人。ロランの師匠であり、ラオ革命軍には恋人のジョセフを助けるために入団。幹部の中ではもっとも強い。
ジャガー
革命軍幹部、参謀。頭の切れる人物で、彼のおかげでブルートの軍とラオの反乱軍が拮抗していた。貴族階級であったが、身の回りの人物の愚かさに呆れ、一人ラオ内璧都市から革命軍に入団した。ラオ市民・貴族虐殺事件で死亡。
ジョセフ
ハピの恋人。
ジィジ
オファク村村長。エアリアを育てた。盲目だが、オファク流武術により周囲を”視る”ことは可能。
〇吸血鬼
フードリヒ
列車でクリス達を襲った吸血鬼。ルーモン出身。
ロデリック
ブルートの元で処刑執行人をする獣人と混血の吸血鬼。ロランに優しく忠告をして息絶えた。ハティ一族の生き残りで、耳と尾はブルートに切られていた。ラオ市民・貴族虐殺事件で死亡。
ブルート
ラオを支配していた吸血鬼。背中に他の吸血鬼の手を移植していた。三大老。クリスに殺される。
カシム
アーティファクトを使う吸血鬼。表社会に出ない為か、全てを謎に包まれている。三大老。
ゼリク
一時期偽名で大統領と上院議員を務めた後、一度裏社会へ消えたが、現在再び表に出て世界を操る。最強の吸血鬼であり、何千年も前から生きる三大老が一人。
<専門用語>
※ オファク流武術:五感全てと科学的に裏づけられた知識によって戦う、オファク族に代々伝わる戦闘術
※ アーティファクト:蒸気機関を中心に作られたこの世界特有の特殊な機械
※ クロノス教団:表向きには吸血種社会を壊すべく働いているが、本当のリリィの思惑は誰にも打ち明けられていない。
※ 常夜:今まで条件が重なることが無かった為に観測されなかった地球規模の現象であり、次起きるのは三年以内。前回起きたのは約三十万年前だった。吸血種達はこれを待ち望んでいるらしい。




