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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

耽美奇譚

ハイリスク、ハイスリル

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

耽美奇譚です。

悪趣味全開、胡蝶全開。

「はい。僕の勝ち」

僕の口角が浮つく感触がする。堪らない感触が背筋を抜けて、息が荒くなるのをどうにかこうにか抑え付ける。相手は無表情だった。ただ鋭利な金属を宿した双眸だけが不快感だけを表す。それはこれから起こりうる事を示す様に。

後ろに並んだ侍女が歩み出る。顔はベールで覆われており、表情が良く見えない。けれども彷徨う様な足取りとから、催眠が施されているのが分かる。ふふ。良いね。可愛い。そしてこれからもっと可愛い。

僕は近寄ってきた侍女を膝上に乗せると唇を奪った。舌を捻じ入れて、口腔を吸い上げる。その間もさり気なく服の中に手を入れて、柔い感触を確かめる。ちらりと横目で相手の反応を伺うと、苛立たしげに机を叩いていた。あぁ、楽しい……。でもまぁ続きは後々。

「趣味が最低だな」

「その言葉そっくりそのままお返し致しますよ。僕の前でお気に入りの侍女に手を出しのを、もうお忘れで?」

私達のやっている遊戯。ただの一般的な賭け事である。ただその対価が自分が気に入った侍女。仕事を回すのにも、欲を晴らすのにも、彼女達が居ないと始まらない。お互いがお互いにその大切な、掛け替えの無いものを掛けて、賭博を楽しむ。

勿論、負けた方は相応の対価が支払わなくてはならない訳で。

「次のゲームを」

相手はチェス盤を取り出すと、早く始めようと此方を睨む。もう取り返す事の出来ない愛らしい侍女を片手に、僕は駒に手を伸ばした。賭け事、というのは何も頭脳だけじゃない。心理も大いに関わってくる。だから心理戦へ。

さっき勝ち取った侍女を此方へ。首元へと唇を近付けると、思い切り歯を立てた。とろりと漂う芳醇な香り。甘ったるい、血の香り。それを口腔に納めながら、煽るように相手を見た。

「あっ」

「お返しですよ」

焚きつける様な素振りを見せると、彼が買い上げた僕のお気に入りに手を伸ばす。折れそうな首に手を回すと、思い切り締め上げる。

「あ……ああ……ぐっ」

「可哀想だねぇ。君の一等お気に入りがゴミのように扱われて!!」

それから、ごきりという音を立てて、適当に投げ捨てた。ゴミでも扱う様に。僕が言うのも何だが中々悪趣味である。

この世界では、この遊戯では、あまりにも軽く情が、命が弄ばれる。それでも辞めることなく続けるのは、この迫り来るスリルに酔っているからだろう。あぁ……んん……堪らない。

お前、この子らが居ないと録に回せないんだろ?

な見下しが透けて見える賭け事です。

某楽曲のイラストから。全く本編関係ないです。


本当は首を落とす予定だったんですよ。

負ける度にギロチンでバスんって。

(いや、事の発端が椿……)

でも胡蝶の趣味的に、ただ殺すだけじゃつまらないという事で。

気に入ってる子に手ぇ出されんの嫌だろ?

という状態です。


何でも良いんです。相手の悔しがる姿が見たいだけなんで。

気に入ったものを壊す瞬間ってゾクゾクするよねー。という。

ゲームのデータとか、ゲームのデータとか。

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