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今日も何を書こう。
とある方の小説で悪役令嬢が日本人の寿司職人の生まれ変わりというというのがありましたが。これを読んで笑いました。いや、感想欄で言うべきなんだけど。それでもコメディ要素が満載だなと。
私の物語でもお料理は出てきますが。でもこの方の悪役令嬢ものには敵わないと思いました。もうちょっと精進せねば。
……私の周りで板前さんはおられました。もう引退なさいましたが。エビの尻尾を上手に剥く方法をある時に言った事がありました。テレビでやってたと言うと「へえ」とちょっと笑っておられた記憶があります。
板前さんでいうと。東京に行った時に会った方が未だに記憶に残っています。この方が握ってくれたエビのにぎり寿司が美味しくて。それからはエビ嫌いが治りました。エビフライは例外なんですが。エビの刺身やお寿司は苦手でした。けど東京の板前さんの時以降は不思議と食べられるようになって。この場を借りてお礼を言いたいですね。
お寿司屋さんに幼い頃に父に連れて行ってもらった事がありました。その時に夫婦で来ていたお客さんがいて。私のような小さな子がいるのが珍しかったのでしょうか。不意にご夫人と思しき女性が声をかけてきて。「……お嬢ちゃん。本は読むんか?」と言ってきたんですよ。私は頷きました。するとカバンから一冊の本を女性は出します。
「読むんやったらこの本あげるな。私読まへんし。ええ本ではあったで」とその本を私にくれたのでした。んで、後で家で表紙を見たら。タイトルは「サッカーの神様。ペレ」とありました。はい。かのサッカーで世界的に有名なペレさんの半生を描いた偉人伝的な本だったのです。私は「ペレさん??」と当時は思いましたが。読んでみるとペレさんが苦労してサッカー選手になったとあった記憶があります。
この女性とはこれ以降会う事はありませんでしたが。未だにペレさんの本をくれたのは覚えていますね。
とまあ、昔語りをしましたが。後は。江戸時代くらいには既ににぎり寿司はあったと聞きます。ちなみに当時のお寿司は現代の5倍くらいの大きさがあったとか。上に乗ったネタも大きくシャリの量も多かったみたいです。現代のが片手に乗る量だったら江戸時代のは大人の握りこぶし一つ分の量ですね。(シャリの事です)
んで江戸時代ではお寿司ってファーストフード的な食べ物だったといいます。この大きなネタに握りこぶし一つ分のシャリのお寿司を一、二個食べてお腹を満たしていたというから。驚き桃の木山椒の木です。
現代では回転寿司もあるので便利になったと思います。私も回転寿司屋は行った事があるんですが。賑やか過ぎて食べた気がしなかったです。お寿司自体は美味しかったんですが。まあ、不満は置いといて。
巻き寿司もありますよね。関西では恵方巻きってしますが。2月の節分の日に恵方--その年の良いとされる方角を向いて黙って巻き寿司を端っこから丸かじりするという風習でして。たぶん、関東の方もご存知かもしれませんが。恵方巻きは本来は昔にあったのかと言うと。なかったようです。関西ではやるお家が多いようですが。他の地域ではどうなんだろうと思いますね。
お寿司は実は鮒のなれ鮨というのが古代にあって。これがルーツになったと聞きます。今でも滋賀県の名産品ですね。ただ、においがキツイようです。味は良いようですが。
中国でも鯉を酢漬けにして発酵させたものを食べるとか。鯉のお腹にお米を詰めたとも聞きますが。
すごいのだと数十年ものがあるそうで。かなりの珍味だそうですよ。
……今回はお寿司について書いてみました。いかがだったでしょうか。それではお読みいただきありがとうございました。