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この回は残酷な描写があります。苦手な方はご注意ください。
さて、5話目になりました。
今日は何を書こうかな。そういえば、なろうさんで仲良くしていただいているユーザーさんについて思うことがあります。何故か、猫好きな方がちらほらとおられるんですよ。私、猫好きな方と相性がいいのかなと思います。
……私自身はどちらかと言うと犬派なんですが。あ、猫も好きですよ。ただ、私の家族など知っている人は犬派が多いですね。実際、ご近所さんでも犬を飼っている家の多いこと。昔は犬の鳴く声がよく聞こえていました。
私の家でも犬を飼っていたと両親から聞いたことがありますね。現在はいませんが。
そういえば、犬と猫。全然違うように見えますが。実はご先祖が一緒だと聞いたことがあります。
ミアキスという動物がそうです。で、このミアキスが草原に出て進化したのが狼や犬なんだそうです。
森林で暮らしていたミアキスが猫に進化したとも言いますね。ミアキスは何万年も前の生き物です。
そういえば、サーベルタイガーという動物の名前も有名ですね。こいつはネコ科でライオンよりも大きく牙もすごくて。人間のご先祖にとっては天敵でした。体長は5メートルくらいはあったと言います。ぶるる、怖いなあ。ちなみにライオンは体長がオスで2メートル程らしいです。
それでも体重が200㎏はあるというから驚きですね。昔の人間の方がライオン以上の大きい肉食獣のいる中で生きていたんだから大変だなと思いました。
犬でいうと。ご先祖は狼だというのも有名です。日本にもかつては狼がいました。ニホンオオカミがそれです。体長は2メートルもない程の小型のオオカミですね。でも昔は鹿の天敵だったらしいです。
オオカミの怖い所は集団で来ることでしょうか。ロシアやモンゴルなどでは夜になるとオオカミの遠吠えが聞こえるとかいないとか……。
そういえば、ニュースでニホンオオカミらしき生き物を見かけたと言っていました。けどニホンオオカミは明治時代に絶滅したと言われています。本当なんだろうかと疑ってしまいましたが。
日本の昔話で狼が出てくるものがあります。「狼のまつ毛」と言ったかな。ある若者が貧乏な中でも懸命に暮らしていて。ところが若者は食事がままならない程に生活が苦しくなる。若者はとうとう自害を考えた。山を登って奥に行き、夜の暗い中をふらふらと彷徨う。そこで狼の群れと出くわす。若者は「もう生きるのが嫌になった。どうせ、明日のない身だ。食ってくれたら清々する」と言った。ところが不思議な事に狼の内の一頭が近づいてきた。そして自分のまつ毛を器用に抜いてみせたのだ。まつ毛の一本を若者に手渡す。
狼は「食う代わりにこれをやる。まつ毛を人に向かってかざしてみろ。その人の本性がわかるだろう。そしてかざしても変わらない人がいたら声をかけてみるといい」と説明して去って行った。若者は言われた通りに山を降りて町へ向かった。まつ毛をかざして道行く人を観察した。すると面白い事に人々が狸や狐などに見える。若者は何度か試していた。そうしていくらかざしても変わらないお爺さんを見つけた。
若者は勇気を出して声をかけた。そしてまつ毛を見せて昨夜に経験した不思議な体験談を一部始終話して聞かせた。お爺さんは成る程と言い、行き場がないのだったら自分の家に来ないかと言う。若者はそれを承諾する。後にお爺さんは若者を気に入り自分の娘婿として迎えた。こうして若者は幸せに暮らしたという--。
という内容になります。狼は語源が「大神」といい、これが変化して今の呼び名になったと言います。
けど不思議なお話です。私も一回でいいからまつ毛をもらってみたいです。無理なのはわかっていますが。
とりあえず、ここまでにします。いかがだったでしょうか。それではお読みいただきありがとうございます。