プロローグ
初の投稿作品です。
連載作品となりますので、生暖かい目でお読みください。
とりあえず、ストックがないのでプロローグのみとなります。
この世界には理不尽なことが沢山ある・・・・・・
しかし少しの希望と目標があれば人はなんでも出来るんだと、そう思っていたんだ。
場所 アメリカ合衆国テキサス州ダラス
「ヒュ~今日は待ちに待ったロデオ大会、今日も優勝掻っ攫ってバーでワイルドターキーをしこたま呑むぜぇ~」
鼻歌を歌いながら愛車の真っ赤なフォード社製 マスタング(2012年製)を駆りながら呟いている男が居た。
男の名前は「ジョナサン・デップ」
ファーストネームを見ると某ハリウッド俳優を想像してしまうが、別に関係はない。
世界有数のガンマンで早打ち0.1秒の猛者である。
更に、ロデオ大会では彼の独壇場と言われる程度に毎回優勝を攫っていく。
まさに現代のカウボーイである。
そんな彼がいつものように会場へ向かっていたのだが・・・・・
バン
「ん??なにか音がしなかたっか?ってうぉぉぉぉぉぉぉぉ」
いきなり音がしたかと思うと、次の瞬間操縦が効かなくなり咄嗟に切った方向へ
それが彼が理不尽を味わう瞬間であった・・・・・
「・・・・なさい・・・・・目覚め・・・なさい・・・目覚めなさい」
何かが俺に「目覚めろ」と言っている。
家族以外で俺の目を覚まそうとする奴はなかなかいないが一体なんなんだ。
もう少し寝かしてほしいものだぜ。
「ん~なんだい?お嬢さん、俺に何か用か?」
そういうとブロンドのどこか気品のあるお嬢さんはこう言った。
「あなたは不幸にも交通事故でお亡くなりになりました。」
なん・・・だと・・・・ちょっと訳が分からねぇんだが、俺はロデオ大会の後いつものバーに行って何時ものバーボンをロックで飲む予定だったんだぜ。この嬢ちゃんはなんてことを言うんだ!
「おいおい、冗談はやめてくれよ。俺が死んだって?暴れ牛から何度も落ちて踏まれまくっても大丈夫だった俺がかよ」
「残念ながらあなたは、愛車のタイヤがバーストを起こしそのはずみでハンドルを反対車線へ向け対向車のトラックに正面衝突しました。当然即死です。」
「Oh My God!」
そう呟くとジョナサンは項垂れていた。
「現実を受け入れらないのは、仕方がありません。ですが落ち込まないでください。」
そういってお嬢さんは慰めてくれた。
「そうだ、私が管理する世界で新たな人生を歩んでみませんか?」
??何をこのお嬢さんは言っているんだ?
「ん?お嬢さん、君の管理する世界だって?お嬢さんは一体何者なんだい?」
流石の俺も訳が分からず聞いてしまった。
「あ~申し遅れました。ジョセフと申します。一応私の管理する世界では「創造の女神」とか呼ばれてたりしますよ。」
Oh My God!っというより目の前に居るお嬢さんが神な訳だが・・・・。
「女神様だったのか~。しかし、新しい世界で第二の人生か。なんかゲームみたいで面白いじゃねえか。
いいぜ新たな人生ってやつを堪能させて頂こうじゃねえか。」
「そうですか、では種族や年齢等はこちらで用意させて頂きますね。あとは初期ステータスやスキルは、前世でのあなたの経験や今世の種族値等で換算しておきます。」
「分かった。じゃあスキルとステータスはその世界に行ってからのお楽しみにしておくよ。」
「はい、では転生の準備が整いましたので転生させて頂きますね。良い人生を!」
女神はそういうと、俺は突如白い光に包まれていった・・・・・