涙。
真っ暗闇。
痛みだけが、自分を支配している。
誰のことも、分からなくて。
自分のことさえ、分からなくなる。
とても、とても、不安定な自分。
恐怖からなのか、ただの気まぐれなのか。
涙があふれる。
涙を流さない日など、なかった。
告げられたことは、残酷な現実。
遠のく、明るい未来。
手を伸ばしても、足掻いても、治らない身体。
涙が流れるリアル。
そんな中。
包み込んでくれる温もりに出会えた。
戻ってきた。
変わっていないことを、実感できた。
確かめられた。
そんな優しさを、あなたはくれた。
涙が、でた。
苦しいとき、悲しいとき、辛いとき……だけじゃない。
嬉しいとき、満たされたとき、安心したとき。
そんなときにも、涙は感情としてあらわれるんだね。
ありがとう。
きっとまた、涙と共に僕は歩くよ。
こんばんは、はじめまして。小田虹里と申します。
久しぶりに、短編。「詩」といえるか分かりませんが、思いを乗せてみました。
最近、泣いてばかりでした。
辛くて、悲しくて、痛くて。
基本的に、マイナスの感情で涙を流していました。
いつになったら、解放されるのだろうか。
いつになったら、涙はおさまるのだろうか。
いつになったら、眠れるのだろうか……と。
でも、今日は違った。
嬉しくて、あったかくて、優しい気持ちになって、涙が出ました。
この感覚、この感情、「今」を書き留めたくて。
思うがままに、描かせていただきました。
友は、かけがえのないものです。
会ったことがなくても、顔も、声も、年も知らなくても。
「友」だと思ったら、それはもう、尊い存在なのです。
だから、「友」にむけて。
ありがとう、と。
そして、「涙」は悲しいときだけじゃないんだって。
そんなこと、分かり切っていることかもしれないけど、改めて、明記したくなりました。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
また、別作品でもお逢いできましたら幸いです。 2018.2.26