こちらは恋愛行きです!
「・・・」
「あ、若葉さんだ!」「本当だ!」「若葉さんって、クールでかっこいいよね!」「ねー!」「でも若葉さんってかっこいいけど、近づきにくいって言うかさ・・・なんか、関わりずらいよね・・・」「そうそう!わかる!何かかっこいいけど、厳しいって噂だよ?何か、間違えたりするとすぐ怒るんだって!」
「えー!っていうかさ、昨日のドラマだけど・・・ー」
っ・・・まただ・・・本当はそんな性格じゃあないのに・・・
私は、皆からよく、かっこいいとか、何でも出来るとか言われてる・・・。でも、本当はそんな性格じゃあないし、そこまで頭良くないんだよね・・・。でも、そのデマのせいで、友達も、人生で数人しか友達がいません・・・というか、しゃべった人が。だから、友達欲しいな・・・なんて・・・。
「おはよーさん!」
⁉何・・・このテンション⁉朝からそんなのあり⁈
「よー!来たか鷹村!」「・・・!鷹村じゃん!あのさ、今日・・・ー」
・・・あの人は、クラスでテンションが高い・・・っていうか・・・マイペースっていうか・・・クラスに一人はいる人間。私は・・・ああいうのパスだけどね。さあ読書読書!
「・・・♪」
「・・・よお!若葉!おはよーさん!」
「・・・?」
・・・何この人・・・何で私に話して来る⁉というかなぜ今⁈今、あんた達が思いっきりはしゃいでたよね⁉そのままはしゃいでてよ!
「なー!若葉は、何しに学校来てんねん?読書だけで楽しいんか?なー!若葉!」
・・・・・・今、はっきり・・・というより、本当の事言うと、うざいです。
これじゃあ、デマと同じになっちゃう!
「なぁ若葉ー!」
「・・・ーー;」
うざい・・・
「なあなあ!」
「・・・」
もう!
「おーい!」
「・・・うるさーい!大体ね!私と貴方は違う存在なの!それに貴方ね!言わせてもらえば学級いや、学年、いや、学校のマイペース人なんだからね!それに何より、その大阪弁!大阪から来たから許したけど、もう慣れたでしょ⁈いいかげん普通に話してよ!」
「・・・」
「な、なによ・・・」
「・・・ぶっははははは!お前面白いわ!よし!合格!」
「は⁈何であんたに点数つけられなきゃいけないのよ!」
「・・・別に・・・なあ?」
(う、うざいー!)
HRが終わった・・・
「じゃあ気をつけて帰れよー!」
・・・よし、ホームルーム終わった!帰ろー!
「鷹村ー!帰るぞ!」
「おー!ちょー待って!」
「・・・?」
鷹村・・・あの人の事は絶対に忘れないわよ・・・
「若葉!」
「!・・・何・・・」
「そんな怖い顔すんなや!なあ、若葉も一緒に帰らへん?」
「・・・絶対に嫌・・・。」
「何でやん?」
「・・・嫌だから・・・」
「?・・・よく分からんけどその気になったらいつでも貴方するからよろしゅうな!」
「・・・」
私は無視して教室を出た。
鷹村の帰り道
「なあ、何で鷹村は、そんなに若葉の事相手すんの?」
「んー・・・何でやろ・・・」
「まさかお前、好きになってたりして・・・!」
「いや、それはあらへん!だって、ただ俺は、あいつに好奇心を持ってるだけや!」
(いや・・・それを好きって言うんだけどな・・・)
「いや・・・それを好きって言うんだよ・・・」
「へ・・・?」
一方若葉は・・・
「ただいま!」
「おかえり、李奈」
私は、タッタッと階段を上がり、自分の部屋のベットに倒れこんだ
「つっかれたー!・・・あの鷹村って奴、何かしつこいな・・・・・・まあいいや!宿題やろうっと!」
その頃鷹村は・・・
・・・あれが、好き?・・・そうなんか・・・?///あれ・・・でも良く考えると、若葉って可愛いやないか・・・///
次の日・・・
「行って来ます!」
「行ってらっしゃい李奈」
「李奈!」
「桜!久しぶり!どうしたの?」
↑数少ない友達の一人
「いや、クラス替えしちゃったから李奈にも会えなくなっちゃったじゃん?だから久しぶりに会いたいなって!」
「う、うん?」
「学校いこ!」
「うん?」
学校に着き・・・
「じゃあ、私は、ここだから!」
「うん バイバ・・・」
「あ!桜!来た!あのさ…」「あ!おはよー!」
・・・桜は、私の友達だけど、私とは正反対の人気者。私とは大違い…
私も教室に入った。
「・・・お、おはよう若葉・・・///」
「・・・?おはよう・・・」
「じゃ、じゃあ・・・///」
「?・・・」
な、何・・・何なの!
業間
「若葉\\\一緒に遊ばへん・・・?」
「い、嫌ならいいんや・・・けど・・・じゃ、じゃあ、さよならさん!」
・・・?
昼休み
「わ、若葉\\\プ、プリント・・・」
「ど、どうも?・・・」
HR後・・・
「わ、若葉じゃ、じゃあな・・・」
「?・・・−_−#」
何なのよー!・・・何かムカつくから、聞きこむわよ!
「ちょっと待って!」
「な、何や・・・」
「来て!」
「は、は?な、何なんや!」
私は、屋上に連れ出した
「何なのよ!」
「・・・な、何がや・・・」
「・・・最近の貴方の態度よ!何がしたいの!?」
「俺は・・・」
「え?」
「俺は若葉が・・・」
「何⁉」
「俺は若葉が好き何や!」
「は・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「えー⁉」
「だ、だから、これからよろしゅうお願いします・・・!」
「え・・・は、はい・・・!って!えー!」
「もう、取り消せんからな!」
「は、はい・・・」
私は、こうして、ずっと待っていた駅、恋愛という駅に乗る事が出来ました!
今回は、いつもより長いお話となりました!
話しは長いですが、飽きずに読んで頂いたでしょうか!