新しいお姉ちゃんは…
どうも、にぃです。
小説の内容の質が落ちてないか心配です。
それでも、にぃは頑張ります。
本編スタートです。
―次の日の朝
まくとは、一睡もできておらず珍しく早起きをする。
原因はもちろん昨日の報告。
いきなり、再婚した母と姉がやってくると言われて平然を保てるわけがない。
少なくともまくとは。
眠そうな顔をしながら、いつもの服に着替えて、下へ向かう。
すでに、父は起きていた。
まくと「おはよう…お父さん」
父「おはよう。朝ごはんできてるから早く食べろよ」
まくとは、テーブルに置かれていた朝食を黙々と食べ始めた。
味はしない。
緊張で満たされているまくとは、味覚を麻痺されていたらしい。
朝食をあっという間に食べ終えたまくとは、特に何もすることがなく、ソファに寝転がっていた。
意味もなくぐでんと寝転がっていると…
―ピンポーン―
ついに、そのときがやってきた。
父「は~い、今出ます」
まくとは、寝転がるのをやめ、姿勢を正す。
心臓がバクバク鳴っている。
少しすると、父が戻ってきた。
荷物を持って。
まくと(宅配便だったんだ…)
ほっとしたような、がっかりしたような複雑な気持ちに包まれる。
そして
―ピンポーン―
今度こそ、そのときがやってきた。
父「まくと、来たぞ。準備しとけ」
まくとは、再び姿勢を正す。
そして、父と更に二人やってきた。
父は、二人をダイニングの席に招き、まくとを手招きする。
こっちへ来いと伝えているようだ。
まくとは、カチコチになりながらも、なんとか座る。
そんなまくとを見た二人は、少し笑ってしまう。
まくとは、恥ずかしさで顔が赤くなる。
父は、全員にお茶を注ぎ、話を切り出した。
父「まくと。この二人が、新しい家族だ」
まくと(名前を教えてよ。お父さん)
母「ふふっ、私は星野ゆき。今日からは赤村ゆきだけどね。よろしく」
まくと「あっ…はい。よろしくお願いします」
突然の自己紹介に戸惑うも、まくとは返答する。
母「ふふっ、普通に話していいのよ。私たちは家族だから」
まくと「あっ、うん…」
まくとは、母を見る。
母性溢れる優しい目。
緊張の糸が自然とほぐれる。
次に隣の姉を見る。
姉は、母から見て取れる印象が大きく違った。
母は普通だが、姉は輝く小麦色の髪に、水色の小さなリボンを頭に着けていた。
かなり年期物らしく、少し古ぼけている。
顔は水色の透き通るような目、その容姿からは人を魅了させるような魅力を持つほどスタイルがいい。
思わず見とれていると、姉はまくとの視線に気づいたらしく、目線が合わさる。
そして、にこっと笑うと口を開きだす。
ありす「私は、星野ありす。今日からは赤村ありす。よろしくね♪」
なんだろう。
ありすからは、ふわっとした声が耳を通り、まくとまでもをほわほわさせてしまいそうだ。
まくと「僕は、赤村まくと。よろしく」
まくとが自己紹介をすると、ありすは弾けるような笑顔になる。
ありす「まくと。いい名前♪よろしく、まくと♪」
すると、父は立ち上がる。
父「よし、自己紹介も済んだし、荷物を運ばないとな。まくとも手伝え」
まくと「うん」
四人は荷物を運び出す。
すると、そこで事件は起こる。
それは、荷物を階段に運ぶときのことだった。
まくとは、少し重めの荷物を二階に運ぶ。
まくと(はぁ…なんかまだ朝なのにどっと疲れたな…。精神的にも…肉体的にも…)
そんなことを考えていると、まくとは階段から足を踏み外してしまう。
まくと「わっ!」
バランスを崩し、後ろに倒れる。
落ちたら、ただでは済まない。
ありす「…!危ない!」
ありすはすぐさま階段に駆け付ける。
一階からはまくとと持っていた荷物が落ちてくる。
助けるのは至難の業だ。
しかし、
ありす「はあ!」
ありすはまくとを両手で抱き抱えた後、すぐに片手をまくとから離し、重い荷物をキャッチする。
恐るべき筋力と早業。
なんと、まくとも荷物も無事だった。
ありす「大丈夫!?まくと」
ありすは、荷物を降ろし、まくとに問いかける。
まくと「う…うん。大丈夫…」
そう答えると、ありすはまくとを思いっきり抱きしめた。
ありす「よかった!よかった!無事でよかったよ~まくと~!」
ありすは、頬をすり寄せ、抱きしめる手の力が強まる。
まくとは、ありすに抱きしめられながら、ふと思った。
まくと(すごかったけど…この人…もしかして普通じゃない?)
まくとの予想は間違ってはいなかった。
ただ「普通じゃない」ではないが…
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
読んでいただける読者がいる限り、にぃも頑張ります。
感想、誤字脱字等のコメントしてくださると嬉しいです。
では、また次回。




