第1話 入学式ってそんなに甘いものじゃない。
―――1番線の電車は、地下鉄東西線直通、快速、中野行きです。駆け込み乗車はご遠慮ください。
俺は電車に乗り込んだ。母さんは後から来るって言ってたな。
俺の名前は橋本力。今日からピカピカの高校1年生だ。
高校は東京にある國學舎大学付属高校。長ったらしくて仕方がない。ついでに幼稚園時代からの幼馴染の新見誠も同じ高校に入学した。ついでに新見は迎えに行ったがまだ準備中なので置いて行った。
---次は、九段下、九段下です。お出口は、左側です。 半蔵門線、都営新宿線はお乗り換えです。
そうこうしているうちに到着か…
九段下駅から歩いて10分、学校が見えてきた。同じ制服を着たやつを結構見かけたな。
そういえば途中同じ学校の女子が道に迷っていた。その話を少ししよう。
場所は靖国神社の近く。少し時間があったから靖国神社を通って行ったら無数のサラリーマンの中に一人、うちの学校の制服を着た歩いていたが、どう見ても学校と反対の方向に歩いていた。正直助けないわけにはいかないと思ったんでとりあえず声をかけてみたんだ。
「そこのキミ。ちょっといいかい?」
「はい?」
「キミ國學舎の生徒だよね。」
「そうだけど、何?入学式早々からナンパ?うわ・・・」
「何を勘違いしている。…道、間違えてるぞ。」
「ぇ・・・うそでしょ?」
「現実を見ろ。本当だ。 ……ちょ、待て、そっちは反対だぞ!」
そしたらその女子は何も言わず飯田橋のほうへ行ってしまった。
ふと地面を見てみるとはがきが一枚落ちていた。入学書類だ。
「前原…さくや……。どう見てもうちの学校の書類だよな?」
俺は前原とかいった人の書類を持っって学校に行った。
いま思えばあいつは本当のバカかもしれない。
そうこう言ってるうちに校門にたどり着いたな。
「橋本ォォォオオオオ!!!!!!」
どっかで聞いたことある声だなぁ。誰だ?
「覚悟だぁ!!」
「ぐあhっっつ! 」 急に背中を襲われた。
「なぜ置いていく!。なぜ先に行く。なぜなんだよ!」
あぁ新見か。元気そうで何よりだ。
「ふざけるな。」
とりあえず足をどけろ。踏むな。
とりあえず起きる自分。新見の顔を確かめて入学書類を提出(前原とかいった女のやつも出しておく)し、クラス発表を見る。
「俺A組だ。橋本は?」
D組だ。新見、お前の顔を見なくて済むぜ
「草加せんべい。じゃあ俺教室いくぜ。じゃあな。」
そう言って新見は立ち去った。
他にどんな奴がいるのか… 何だと…!
前原…さくや……。道を間違え挙句の果てに入学書類を落としたバカ野郎と一緒のクラスとは……気にすることはないな。
とりあえず1年D組に行く。座席は真ん中の前から5番目という結構いいところだった。
続々と俺のクラスメイトになる人たちが座席に着く。気づけば俺の隣だけ席が空いていた。もしかして…
最後に一人。女子が入ってきた。 あいつだ、方向音痴、前原さくやだ。
「あっ…もしかして……あんたのおかげでひどい目にあったじゃないの! どうしてくれるの?」
正直に言おう。キミが道を間違えたのが原因では?
「・・・っう。。。」
そんなこんなで俺の学校生活は始まった。




