載せてません2
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ーーーー――「 」
無機質というのか、気づけば真っ白でなにもない空間にいた。
先程まではたしかに漫画喫茶を楽しんだあと、テンション爆上がりで帰り道を歩き、
なぜか気づけばこんな空間にいる_。
転生物なのかこれ …?
ふつうに近くに大きな建物など、何もないのにもかかわらず上からなにかふってたと思ったら、
一瞬身体が燃えるような感覚におそわれたうえで
今なぜかこんな空間にいるわけだが…。
…。 俺って死んでしまったんだろうか…?
せっかく、人生好転してきて
これからだし、最愛の彼女もいるのに
こんな意味不明にあっけなく
死んでいいのか。
今の今までいろいろな壁を
乗り越えてきて、
やっとここまできたし、
特に彼女にはめちゃくちゃ支えられて
きたのにもかかわらず、
ここで殺されたのなら申し開きが
立たなすぎる!!
とりあえずどうにかして生き返らせて
もらわなきゃならないわけだが、
現実に戻らせてもらうには
どうすればいいのだろうか_。
1度死んだ人間がすんなり生き返るのか?
「 」
すると突然、なにもなかった空間から
スッとお爺さんがあらわれて
俺にこう告げてきた_。
「 すまん、お前さんはワシのミスで
隕石にぶつかってしまってのう…」
一目見るだけでわかるぐらい謎に尊い
オーラを纏ってこそいるうえに後光まで
みえるが、いまは勇気をだして、
急いで感情を奮い立たし、最愛の彼女に
対してどうしても悪いから今すぐ
現世に帰してほしいという旨を伝える。
「 うん、とりあえず、ワシの悩みを
1つ解決してくれたらおっけーじゃぞ!」
あっけにとられてしまう気持ち半面、
悪魔のささやきかなんかかと疑いの感情
が芽生えるが、
一方的に人を殺しておいて理不尽すぎる
だろうといいたい半面、
もう、世界でも救わないといけないのかと
いう気持ちになる。
仮にサッカーの世界だったとしても、
30年くらい前の世界でなきゃ
バロンドールなんてすぐには、獲れないし。
世界を救うのに命賭けて2年も
戦いたくもない_。
そんな風に思っていると、
「 今から異世界に飛ばすからさぁ、
バロンドール3つもってこよ。」
は ????
いや、、、リアクションかぶせさせてる
とか抜きにして、
普通に考えて無理に決まってんだろ!
どこの世界だからそんなにヘボいんだよ!!
「 シュトッ!!! 」
ん?あまりの理不尽に助けが来たと
思いながら後ろを振り返ってみると、
そこに現れたのは先程までネカフェで
働いていたはずの美少女店員だった。
「 すいません、嘘はやめましょう
ヘルメス様。」
突如わりいって、おそらく神様である
存在の発言を咎めると、
むこうは一旦後光を放つのをやめて、
「 オホンオホンオホンッ!! 」
あきらかに焦った感じの振る舞いに何か
あるのかと様子をうかがっていると、
「 あとの説明は任せたぞ !!」
と、急に開きなおった調子で一言発言し、
突然急になにもなかった空間に
スッと姿を消していく_。
あきらかに威張っていたヘルメス様…が
消えると、、
「 えっと、状況の説明させてもらいますね 」
再度やりなおしのような空気のなか、
彼女の状況説明がはじまる・・・。
ーーーーーーー
「 よかった、ありがとう! 」
とりあえず、身体に熱いものが降り注いだ
イメージにおそわれたのは、
俺が自分の死を受け入れるようにだと
思っておいとこう。
隕石で死んだは嘘だったらしく、
ごくふつうに帰り道を楽しみながらでも
家に帰っているらしい_。
こうしてこっちにきてしまったのは
なかなか迷惑としかいいようがないし、
これから人生盛り上がっていくときに
水を差された感じでなかなかに
面白くないんだけども、
とりあえず一安心したのと、
言うこときかないのであれば、
消されるか、一生ここにいてください
と言われても困るため、
とりあえず、話をあわせてドイツ行きを希望
しようかなと考える。
「 まずは、海外にいってほしいん
ですけども 、」
ピンポイントクロスのようにちょうどいい
タイミングでその質問が飛んでくる_。
そりゃ、サッカー好きで上手いのに
日本でサッカーやろうって奴はいないだろ。
と思う俺だが、転生先はサッカーの世界。
チート能力ももらえるらしく、
サッカーの世界において、各国の
勢力図の変化などがそれなりに変わって
いてもおかしくはないが、
逆にエスカレートしててもおかしくない
ことに気づく_。
「 ふつうに行くならドイツか
イングランドかな。」
ん。まあとりあえず、ドイツに行って
ほしいという感情を置いといてですね。
「 好きなクラブってどこにあります? 」
俺が好きなクラブっていえば、、と思考を
巡らせるも、むこうは立っていることに
疲れたのか、その場に座って
会話を続ける_。
「 ドルトムントとマンCだけど 」
1人だけ立ち続けられるとさすがに
上から目線になってしまうし
失礼になるので俺もその場に座る。
「 気を使ってくれてありがとう
ございます。 」
なんとなくそうしてくれるのはわかって
いたまでも、嬉しくなってウーロン茶の
ペットボトルを投げ渡すと同時に
それを受け取った彼にあわせて
先手を打つ。
「 ドルトムンドでいいですか? 」
何気に彼が自覚していない事実。
あなたがパクろうとしたゲーゲンプレス
が功を奏したのもそうですが、
単純な個人能力だけで
県内3〜4位のチームを優勝させたり、
敗戦のショックであまり話が頭に入らず、
相手が強いと思わなかったであとを
追わなかったまでも、
私たち的には今も魅力的ですけど、
そっちに進んだ和也に皆期待しているんですよ。
「 むこうじゃ名前が少しちがうんだな? 」
実際、詳しくは話せないけれど
むこうとこちらでは全然とは
いわないまでも
サッカーが政治に強く影響をだすぶん
それなりに世界の光景がちがうのと、
言語が微妙にちがうくらい
何年もあるので
勝手になれてくださいと伝える。
「 おっけーなんだけどさ、ライバル
とかいんの? 」
「 ピクッッ ッ!! 」
そこはかとなく教えたくない質問が
とんできましたが、
仕方なく転生者のライバルが100人
程度存在することを告げる_。
「 世間知らずでいて欲しかったんですけどね。」
あなたなら 自分のことだけ考えて
サッカーを楽しんでいたって
そのうちチームの問題に触れてこれますし、
移籍とかの問題はあとから考えて
ほしいのですが、、
間違いなくうえだけを目指して頑張っても、
ナンバーワンになれる素質と環境は
用意されているはず 。
「 スクッッ 」
身体を起こして立ち上がると、
生まれる環境と取得する能力の選択が
できるという話をして、
答えがでたら呼ぶようにいって
その場から立ち去る。
( 取り押さえようか迷うなんて… )
とりあえず、前世は両親に大きく
足を引っ張られたと人生といっていいだろう。
実質的な母子家庭だったとかでなく、
子供の才能を自分の手柄にしようとする
父親だったり、
数年後には、クラブからの打診をなかった
ことにする母親などである。
中2のときに、起こった事故は仕方ない
ものとしても。
彼に幼馴染みである高瀬龍が必要だと考える
のは、どうなんでしょう。➖
史実通りではあるものの、
何度か試したわけでもなく、
特に相関関係があるわけでもない。
こだわりの凄い姉らしく、日本が勝てば
面白いな。と思って皆が趣旨を忘れない範囲で
手を貸しているまでも、
邪魔だっていますし、
物事すべてすんなり
上手くいくわけでもあるまいのに__。
( 姉のいった通りになるんでしょうか。)
―――――――
彼女のことを呼び止めようとしてつい、
身体を取り押さえよう
として直前で気づいて
取りやめたが、
アイリスは気づいていただろうか?
身体が華奢だったりとかではなく、
最後に スッ と姿を消したとき、
あきらかにこちらの行動を目にいれて
いたわけだが。
両親を選べるとなると、わりと考えている
黄金比率みたいなのがあるわけだが、
その条件で頼むとして、俺は高瀬龍に
本気で勝ったといえるのだろうか_。
俺のさいしょの全盛期である
中学2年の終わりの頃。
最後の全国大会、なんとなくもっと先に
進めるかもしれないと思っていた矢先、
惜しくもPK戦の末ベスト8で終わった
あの大会以降、
なんとなく俺の評価はあがるはずのもんだと
思っていたわけだが、
番組わっしょいだったのか、
対戦相手のクラブからはスカウトは
その場でちゃんときたが、
実際、そんなにたいした反響もなく、
目標のナショナルトレセンにも届かず、
選ばれたのは、県大会で倒した親友のほう。
むこうも不思議に思ったらしいが
素直に話を聞き受け、
その後俺に連絡してきたが、
俺からいわせてみれば、試合には負けているし、
仕方ないと思う半面、
まだまだやれそうな勢いをみせていたし、
むこうびいきの判定を覆して3点目を決めた
フリーキックは相当カッコよかった
はずなわけだが、、
それはなかったことになりながら
現状維持で活躍する俺よりも
もてはやしていたメンバーとその気になっていた
母親のほうが鬱憤たまっていたようで、
別のタイミングでスカウトされた
俺の進学先に龍もスカウトされてくるかも
しれないという話をすると、、
「 は!アホ! 龍の腰巾着こしぎんちゃくを
これ以上やりに行くのは辞めろ!」と急に
怒鳴り散らかされ、暴れられたことも
あったりしたわけだが、
あーいうのがなくなるってことなんだろうな。
彼女の部屋に避難しにいってたことは
正解だったのか、間違いだったのかも
わからない。
神○のスカウトを受けていれば遠距離にも
なっていなかったかもしれない_。
そーいうのもすべて背負って次の旅に
でるんだろうな_。
少ししみったれた気持ちになったまでも、
そーいうのも神好みかもしれない。
攻撃手はブラジル人やイングランド人とかのほうが人気とかな_。
―――――――
じゃあ、、親の条件は決まったし、
チート能力のもらいかたでも
アイリスに教えてもらおうかな。
かるくあやまることも視野にいれながら。