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1話目の原案。1

俺、空野和也のサッカー人生は、高校を卒業するまでの13年間で結局幕を閉じた。


 ずっと最前線を夢みて練習し続けてきたし、

自分より上手いと思ったプレイヤーなんて、同年代においては1人もいなかった。


 だから当然、自分より上手いチームメイトなんか

1人も存在したこともなかったし、



 トレセンにおいても、小学3年のときから中学1年まで同じように選ばれ続けていた。



 ライバルの高瀬龍は中学2年のとき・・。



 その部活の後輩で、わざわざユースを抜けてまで

チームに入部しに行った。変わり者で、お調子者の俺信者。


 1つ下の金村渡が、俺の実力がずば抜けすぎたゆえのエゴで、自分のチームの成績をさげたようにみせた年には、

 どこにも拾われることなく落選すると。


 渡自身は、龍と同じになる。関東トレセンに昇格。



 実力があって、ある程度同列に物を語れる希少な存在だった彼らとする、

 プレーが1年以上なくなると・・。



 高校1年のときには、お互い示し合わせたかのように。高瀬龍と2人だけがスカウトされた状態で、学校に入学すると…。


 


 その後は、別格の実力をもっているはずなのにもかかわらず。

 謎の特別冷遇のせいで、無駄にお世話になった県トレを

実際途中で目標の16歳でのプロ入りを15歳のときに変更して18歳に変更するが、保険をかけての目標のつもりがあったし、

俺の実力の問題の前に、周りが俺の実力を正当に評価するのに時間がかかるような気がしたからだったが、


同じように夢を語りあった友人のむこうのほうは、高校生活の最後にイングランド1部にあるビッククラブのアー○ナルからのオファーが届いた。


ちなみに、同じように目標を16歳に設定していたはずのむこうが、プロで活躍できるだけの環境とポテンシャルがあるにも関わらず上に行かなかったのは、

最後までいれなかった俺のいる古巣の高校をぶっ倒してプロに行きたかったみたいな話だったわけだが、

華々しい活躍をむこうがみせる一方で、こちらはその頃には実力があるのはある程度知られていても、

監督批判でチーム内で干されており活躍することが不可能となった結果。

大会にすら出られず、その噂や努力をデータ基に



こちらに届いたオファーは○海大学からの逆推薦のみが1通のみ。


掴みきれなかったチャンスは16歳の冬にいちど訪れていたまでも、

なぜか自分だけ呼ばれていったJリーグの練習。アップやトレーニング、練習中のゲームなど、どれをとっても全然上手くやれてると思ったのにもかかわらず、


その後一切呼ばれることがなかったし、高校卒業後に自分で問い合わせをおこなったが、一切を拒否をされる。


あのときは、そのうちどこかからオファーがあるに決まってる。くらいに考えていて、答えにくい質問に対してはちょっとテキトーに答える部分が

あったわけだが、

今さら嘆いてもあとの祭りではあるものの、ちょっと油断しすぎていたのを認めるとしかいいようがない。


間違いなく、、彼女に少々べったりになっていたのかもしれない。

友人関係や部活、お家でのトラブル。いつでも頼れる存在だったし、そもそも少し雑音と焦りが大きかったといいたい。


真相をいえば、そもそもが獲得目的で声をかけたわけではなく、

単純に周りに実力を見せてほしい。そして、その感想がなんとなく知りたい。

喧嘩別れのようになってしまった元親友の高瀬龍たかせりゅうが、先に結果をだしたのちスカウトの人たちに対しての質問に答えたなかでのエピソードだったわけだが。


むこうからしてみれば、遠回しに質問しているにせよ、心配している 龍 について、


たまには話すけど、実は喧嘩して以降からは

気まずくてあんまり話してないことを打ち明けるだとか、監督のチーム倒してチームの主導権、一時的に握っているけど長く持ちそうにない。とか愚痴をこぼすなりしてくれていれば、

質問の返答次第では問題なくチームに入れるつもりがあったわけだが、



実際のところは、近くにある東京のJリーグチームも問い合わせさえあれば、他所に遠慮せずにすぐにでも獲得しようと思っていて、むこうの千葉のJ2チームとは一時、競合状態になっていたわけだが。


それには気づかず、巡り合うことなかったため、彼は結局その後…。


親が書類を勝手に書いて承諾することになった、逆推薦で獲得しにきた○海大学に入るが、


そこでようやく初めて乗り越えきれない壁にぶつかったことを完全に自覚する。


環境という名の絶対の壁に …… 。。。


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