タイトル未定2024/09/20 03:38
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結局、試合は後半残りぎりぎりまで見どころがあったような試合だった。
まわりの対戦校やスカウトマンたちのカメラもさぞかし、働きがいがあっただろう。
「 試合、終わっちゃったね。」
試合終了のホイッスルが鳴るなり。さぞかし待ってましたかのようなリアクションで返してくる
直子の態度に、
「 たったさっき、ちょっと前まで!そっちもたぶん真剣に試合観てたよね!」
と、妙に私を明るいテンションで食いつかせようとする直子には、
「 直子は、励ましの言葉は考えてあんの? 」
と、若干すこし言い方にトゲをだしたものの・・。
試合も、最後まで見終わってしまったことだし。
ただちに、このあとの展開について。
大事なことのため、どうするのかを決定してもらうわけだが…。
「 正直 …。 行かなきゃだめ? 」
ちなみに、、試合の合計スコアは 8ー0。
わたしたちの予想を大きく上回り。最後のロスタイムにまで得点を奪う。
そんな、圧巻の試合展開となったわけだが・・。
むこうのメンバーの攻撃力と集中力には、凄まじいものがあったわけだけど。
だからといっても、これじゃ、来年ますます良い1年が入って来なくなったのは、確実の前に…。
チームのエースを怪我でもないのに、勝手に退場させて。
結局、この始末……。たしかに多少肩を持ったのは、わたしのほうだけど…..。
そうでないと和也は戻ってこれなかったのは、たぶん事実だと思うし。
世の中、中央プレイヤー何人かのやる気がなくなってしまったら、意外と堕落するのははやいというか。
レギュラー欲しさにせよ。逆らいにくい相手とはいるもので、、
「 ほどほどでいいだろ。そんなに結果は変わんないんだし 」
なんて言われたら取り付く島もないわけで…。
過去の決断を悔いることは特にはないんだけど、
正直にいえば、わたしはこのチームに必要がなかったのか。
「 海外で活躍するのを目標に掲げている美穂の
おかげでだけど。2番目での交際をみんなにも認め てほしい。」
そんなこといえば、周りが傷つく可能性がありはするんだけど。
考兵には、練習の手抜きと、監督の解放で和也の実力主義撤廃を求められるなど・・。
「 どっちみち和也が追い出されたために行った。」
内通者づくりのこの作戦は、考兵本人の思惑通りとはどうもいかんかったゆえに、
この大差での敗北だったとは思うが…。
最後のほうは、みかねた部分もあったのだろう。選手を育てる気のないうえに邪魔ばかりをする監督であったものの。
みんなの補えない隙を埋められるよう。チームに活力をもたらして精神的なバランスをもとに戻すためにも。
色々考えたうえでだろう。選手数名を入れ替え、
謎に可哀想なチームを手遅れながら救ってみせたわけだが…。
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実際のところ、監督とは水面下でバリバリの対立関係だったために、むこうがいい歳こいた。
身長の高い、渋いおっさんのような容姿をしているがあまり。
無意識にチームの全員に暑苦しい印象を与えるような監督である・・。
いま、むこうは雰囲気的に死にそうなはずである。
むこうが存在している以上、同じ空間に私たちはいないほうがいいんじゃないだろうか?
もちろん、持ち前のハートの強さを持ってして、
励ましの言葉をいれることが出来なくはないものの…。
本来の立場なら、チームの大敗の要因になった。考兵やその他のメンバーをたしなめて。
そのあと、軽くにせよ…。本気でプロを目指していて、あまりにも獲得されないときが続いたため、国内のレベルはとっくに越えるようになってしまったであろう。
孤独な少年にちゃんと謝ってしまってほしい。
彼は龍とちがってプロの練習にも満足に交ざれないどころか、獲得先が見つからなかったあまり、成長の限界を迎えそうになろうとしているのだ。
わざわざ今さら謝られたとしても、悔しい想いをさせるだけかもしれないが。
夢をのせて頑張っている人にたいして、自分のちょっとした見栄のために正義を犠牲にした事実は変わらないのである。
「 はっきりいって、可哀想と思う役割は直子のほうだよ? 」
わたしだって責任薄いのに、絶対に気まずいにきまってる場所まで、しっかりとついてってやろうとは思っているまでも、
いまの悲惨な試合をみたから多少同情できるだけである。
正直、何の義理もないし。トンズラこくならとっとときめてほしいものである。
美少女マネージャー2人…。例の件に関しては、当然そんなにうわさになっていないまでも…。
例の話とは別に、1年の頃から活躍してるだけあって、勝手に目立つようになっているのである。
龍にはあとでメールするくらいにして、はやめに脱出するメリットがなくはないのである。
「 正直、、ちょっと急かされてもこまるんだけどぉー。」
ぶっちゃけ、待ってた。となってもダルいし。人が混んで、色んな人にみられるのもだるいと思う…。
ちょっとだけふくらっつらになりながら、急いで荷物をまとめて席を立つ。
正直、セオリーを考えれば。
試合が終わるちょっと前には帰るべきだったのだが、
あくまでもむこうの攻撃力あってにせよ…。
予想以上に白熱した戦いを堪能できてしまったわけだが、この 罪悪感 のようなものをどうしたものか…。
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「 みんな、かなりごめんな。俺が悪かった。」
正直、かなり気まずい状況ではあるまでも。
皆には絶対に謝らなければならないだろう。
俺はそれだけのことをしたし、中学時代の頃とはうってかわって。
"人、ひとりの人生を棒に振ったかもしれないのだ。"
中学時代には、実力もそれなりにあったし。大好きな漫画にでてくる。
インテリ忍者の奈良シカ○ルのモノマネが出来たで、それなりに笑いがとれたでチーム内じゃ人気だったはずだが。
今じゃこの始末である…。好きな人に振られただけでなく、自らのわがままで頑張っている学友の足を切って、結果がこれである…。
和也は、家が貧乏なのか不明だったが。
ここら辺じゃ世代のトップで有名だったのにもかかわらず。
またクラブの申し出を断ったと塾で聞いたときには、ワンチャン学校の行き先が重なると…。
ポジションが重ならない以上、日本代表と一緒に試合で組んででられると。
少しは期待して入学した俺がこれである・・。
今日の試合は俺がでてからチームの状況が一転して最悪になったのは、だれでもみてとれる変化で。
あきらかにガチでかかってきている。相手の日本代表コンビが、一体いつになったら引っ込むのかもわからないのにもかかわらず…。
周りがだれも止めなかったからなんて理由で、事前に決まっていたことだからといって出るべきじゃなかったといいたい。
こんな話、美穂にしてしまったら、
「 最終的な決断はお前だろ。スコアの1点、みんなのその後に繋がるんだぞ! 」
と、激怒してくることだろう…。
試合は最後までみただろうが、俺らに会いにきてくれるかも今はわからない状況でどうしたものだろうか…。
「 後半、和也が消えて試合大変だったな…!」
後半、試合に出てこなくなるようだったら5点獲るのを目標にと話し合っていたわけだから。
なかなかチームの全員がその凡人並みの頭脳を相当に駆使できた。
かなり意味のある。いい試合になっただろう。
「 はっきりいって、考兵ってヤツには。さぞかし悪いことをしたはずだけどな!」
あきらかに周りのレベルについてこれてないといえば、別にそうでもないのにもかかわらず。
こちらが無駄に対策練ってきてあるせいだといっていいだろう。
俺も含めて、レギュラーの内9人もの人間が和也とゆかりのあるメンバーということもあって、非常に楽しみにしてた1戦だったわけだが。
お互いが、同じフォーメーションで臨んだこの試合。ある程度、ボールを預ける位置がわかっているということもあって、どこかでひねりを必ず加えられないと攻撃が非常に難しくなるなか…。
最初の攻撃のとき。相手が和也と同じように、考兵に預けたくなった場面で、予定通り全体でDFに追い打ちをかけ…。
あらかじめ予定していた通り。
相手のボールがウイングにでたとき、即座にそれを待っていたとアタックし。
ボールをきっちり奪って、龍に預けられたのが、今日の俺のベストプレイだといっていいだろう…。
あそこの場面で、ロングボールでボールを処理されていたら、攻撃を仕切りなおすことになっていたわけだが…。
先程の試合。以前から意識して、練習試合でもやっていたように。
あそこの場面できっちりとタイミングをあわせてアタックを決めてボールを奪ったあと、
すでにCBの前に陣取っている龍にボールを預け。
あいつが、そのままターンで上手くコース空けてからミドルシュートで得点し、
見事、今日の後半の大量得点を生んだといっていいだろう。
「 あれは、仕方ないとしても。今日の試合は、あきらかに全員活躍しすぎっすよ。 」
ほんとに、最初の前半のうちにはわからなかった。
相手のだれがボールを持つ癖があるのか…。
考兵以外のMFはおそらくボールをあんまりさげようとしてこないなど…。
あらかじめ、ある程度予測していたデータは残っていたまでも。
今日みたいに、全員が何を考えてサッカーをしてくるかを考えたうえで、
連携の高さを光らせて勝利するサッカーは本当に旨みがちがうといいたい。
龍のFWとしての能力の高さを光らせて食う飯も美味いわけだが、
今日は赤飯炊いたって罰が当たらんといえるくらいには、
記念になるような。とても、良い試合だったといえるだろう!
あなたがもとめた攻撃的なスタイルがこんなに美味しく。みんなのモチベーションを高める薬になっているんですよ!とお礼をいいたいくらいには、
しあわせなわけだがーー。
裏金でも渡して、そんなに実力を高く買うチームがあれば、わざわざこうやって和也を待たずに先にプロになって
そこから急にボールが回らなくなって、キーパーがロングボールを蹴ったところで、その拾った
全員が必死でゴールを守るために、全員が身体張ってでも守備をしようと自陣に張りついて戦い始めたときに
引いた動きで、ボールをもらいにいった渡が1人フリーになると…。
身体を使って、数人で壁を作りながらゴールを隠すようにプレーをしていた相手の守備を…。
「 それを無駄な足掻きとみなして。」
思いっきり谷底に蹴落とすかのようなシュートを炸裂させ。
ちょうど相手の壁に空けられている。
ボール1個分のスペースに力強く蹴り込み。ゴールを決めるなど、
「 さすが和也の弟子!」といいたくなる!そんな、シーンを皮切りに…。
見事にスコア差はひらき、、後半だけでも合計で6失点。
はやいうちから、チームの中心に和也がいたなら。こんなに風にくじ運が悪くとも、それなりに良いサッカーをやって引退をむかえられただろう…。
サッカーに詳しく。間合いの取り方が丁寧かつ、相手視点でのものの見方などをわからない味方には体験させながら話すなど…。
パスの貰い手視点での試合の組み立てまで、しっかりと予想をしながら…。
将棋で相手の守りを崩すかのように。
相手の壁を意識しながら、それをかわしてゴールと選手から伸びる点線が結び付くように作戦をたてられたはず。
イメージとしては、うちの部員の人数が多少おおいため。邪魔なメンバーは適当に走らせておいとくなどの処置があって、、
そこでわたしが自転車こいでも先陣を切る。後陣を押しあげる。どれも距離感的に迷惑になるため、
まあー・・美穂の出番になっていたと思うまでも。
そういったことが、もし…。仮にもできていたのなら、
まだ本来の実力をちゃんと当代で目の当たりにしたことがあるわけじゃなかったものの…。
遅くても、大会の前の2週間。11月の入りにからにでも・・。
相手チームへの戦術理解度の高さから、そういった部分への『 対策 』から入るか。チーム視点からの『 強化 』から入るか色々あるにせよ。
同じ中堅校の立ち位置にいながら、クラブユースやプレミアでたたかうような、ガチの強豪校相手に競り勝つような、
最強クラスのチームに対して、
「 相手への対策をしっかりとシュミレートしながらのサッカー。 」
やっぱり、全員が優れているとは行かないため・・。
相手チームの真似をするのもなかなか楽なわけじゃないわけだが…。
相手の手を読み。相手を打ち消すことを軸に一致団結できるのなら…。
あきらかにただ1人しか本気でサッカーに取り組んでこなかったチームにせよ!
前者で3%、後者は最初から引き分け狙いで1%の半分である0.5%くらいには勝率を期待しながらの試合がすこしの間、楽しめたんだろう…。
美穂と和也のなかでは、よくあるあるの共通認識らしい。
「 試合には流れがあるし、1からそれを実践していないから。 想像をしにくいものである 。」
本当に今からでも試合をやり直してほしい…。
さすれば、今あいつらの絶望感あふれる敷地にわざわざ突入しなくて済んだだろう。
さきほどのゴールからあっという間に流れを引き寄せ、
見事に相手のネットを揺らし続けた結果・・。
見方を変えれば、村八分状態にしてチームを1度追い出した。
和也の敵を討ったように見えなくもないまでも。
普段は、和也と自分の実力が同じくらいのプレイヤーだと勘違いし…。
多少の腕はあるまでも、結局はチームスポーツ。周りがみえていないまでも、
結果は最終的にきまるものである
勝手に縮み上がって、なにもできず、チームの士気に全く貢献しないなど…。
ただ、勝てないという感情だけを完全に表にだして。後ろ向きになってしまったチームに、、
プロのように組織化されたチームを猛然と襲いかかってくるという結果なんだろう。
見事にスコア差はひらき、合計で7失点。
純粋に、ビルドアップする役割のアンカーの人が考兵と変わってしまったため、
それなりに技能的に難しくなったというのも有りはするんだろうが…。
これも、みんなでくだした結論なんだ…。
このくらいの状況。周りがポジション1つ落として視線を集めたり。
そういった部分も多少みてるわけだから、マーカーを背負いながらでも、どうにか空いてるスペースにパスをだしたり。
繋いでサッカーは、できるにもかかわらず…。
相手の攻撃力に飲まれ。お互いに声をかけあうことも碌にしらないコイツらは、
結局、失点した原因に対してなんの工夫もすることなく連動性を欠いたサッカーを繰り広げ・・。
全部のシーンが同じような決まりかたではなかったものの・・。
結果的には、、全体的にモチベーションが落ちて集中力が無くなったところに、カウンターを強く突き刺す。
和也が居なくなった45分間。さっきと同じ45分間なのにもかかわらず、
後半だけで計5得点を奪われ。
みんなの高校生最後の大会を終わらすなど…。
むこうは、たしかに圧倒的な攻撃力を誇り。
代表クラス2人をチームの中心に据えて攻撃をバンバン決めにいくスタイルで。
派手にゴール決めて、チームに勢いをもたらしたり、ほかのプレイヤーも2人を軸に活躍していく。
プロ顔負けの2人に、ぎりぎりスカウト通ってもおかしくないプレイヤーもいて、じつにあるサッカー漫画のようにみえるあたり、
応援のしがいがあるみたいなのもあるし、おそらく。今回の大会は敵なしだと思われるわけだが、
正直なところ、このチームと対戦するに対し。
和也が後半も残ってくれていたらなんて、到底言えないわけだが。
チームの輪を保つためとはいえ。
義理もあったにせよ。変に肩を持って和也のポジションを明け渡すのに合意したのは、
あきらかに考兵にとっても学校にとっても手痛い損失にしかならなかっただろう…。
監督の奴も、普段和也の足ばかり引っ張りやがって。後半の試合にだって、ほとんどなにもいわない
スタイルだったのにもかかわらず。
自分のポジションを守ったうえでの手腕にはなるものの、
途中からは選手を入れ替え。受ける被害を最小のものにしようとそれなりに手を尽くすなど。
なにが理由でこんなにも邪魔をしたのかわからないまでも、あきらかに嫌がらせで済まない。
本当に、、嫌な高校生活最後の大会になったといえるだろう。
きっと、、和也が唯一のライバル相手に7失点差もひらいて、敗北したなどと知ったら…。
ほんとに、ショック死するのは間違いない
大学生活のことを考えてという理由で、今回の行動をとった考兵からいわせてみれば、
あまりにも…、、 望んだ未来とは、ほど遠い結果になってしまってしまったわけだが・・。
ほんとに、直子が自主的に自身の気持ちと。本来どういう立場だったかを、素直に打ちあけたときにでもしっかりとやる気だしてチームの主権をあけ渡しておけばよかったのにと、心からそう思う。
それならそれなりにちゃんと戦術だってちゃんと本気だして練って戦えたし。
ちゃんとしたサッカーを実力主義の名の下にやる行動にたいしては、
素直に協力しているだけでも十分に後輩たちに、
感謝されるような立場だったのに…。