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美和子  作者: ゆうか
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生まれ

私は大学進学を機に秋田から上京し、その時に出会った聡と深い関係になった。聡は私よりも優秀な大学に通っていたが、大学の授業料を払えないほどだった。私は特に将来の夢などもなく聡の授業料を稼ぐために銀座のクラブで働きはじめた。その生活は、それなりに楽しかった。太客のお客様と同伴する際は妹を連れていき、学費を払ってやらなければいけないと嘘をつき、よくお小遣いをもらっていた。

私が働いていた「花」というお店は銀座一のクラブだった。大物政治家もよく顔を出し、テレビ局の取材を受けることもあった。

そうしている間に出会ったのが不動産会社社長の武井だ。武井は私のことをいたく気に入り、夜の世界から水揚げさせてくれた。そして私は聡と別れ、武井が借りてくれた都内の高級マンションでひとり暮らしを始めた。

これが今後の私の人生を大きく左右する出来事となった。この時、あんなに真面目な智を捨てなければ、、、今頃私は幸せな家庭を築き笑っていられたのかもしれない。

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