第一章 Sacrifice(犠牲) 第一話 アトラント・ヴェスタ
間が空いてしまいました。すみません。
ちょっとずつの量でいいから投稿していきたいと思います。
これとは別に 六つの星と一つの奇跡 と言うリレー小説を書いておりますのでそちらもどうぞ
お楽しみ下さい。
「ラガーの加護を」
風が僕の体を通り過ぎていく。
僕たちは島が一望できる丘にいる。
雲の流れがゆっくりでいつまででも見て入れそうだ、青く濃い色の空に吸い込まれそうになる。
戦争なんて本当のところ全然やりたくない、僕には戦争より大事な事があるからだ。
「あー めんどうくせぇえよぉぉぉー」
「ヴェスタうるさいよ!! 私だって嫌だよ戦争なんて」と顔を含ませながら言うのは
Leah 彼女を一言で形容するとリンゴとか饅頭だ。怒られそう。
髪の毛はミディアムショートのボブで黒色の髪に藍色や紫色がちらりと姿を見せている。胸はそこそこある、あんまり詳しく言うと怒られそうだ。
初めて彼女を見た時は髪の毛の色にとても驚いたことを覚えている。
とても珍しい髪の色だが深い理由は知らない。背はあまり高くなく170㎝の僕の頭一個分の差がある。
性格はおとなしそうに見えるが、親しくなると一転して変わる。
どう変わるかと言うとテンションの差がひどいって言ったらわかるかな? まあこんなもんで
僕はAtlantVesta 【MF-R00】(魔法戦闘機)のパートナーでもある。
僕が操縦と砲撃全般、リアはナビゲータや監視をしている。
僕たちは航空魔術大学 通称空大 空大の中でも魔法戦闘科のトップの成績だ他にも沢山の学科があるがそこら辺は置いておいて。
リアとは昔からの幼馴染。リアの家族には本当に感謝してもしきれない。
高校の頃から僕たちはパートナだ。
リアとの関係は友達以上恋人未満って所かな、周りの友達には良く「二人付き合ってるだろ」って何回言われたことか、まあそう言われるくらいリアと一緒にいる時間は長いのは否定できないんだけど。
僕はあと1年で卒業し僕は早くこの国[エス・ラガード]を出て行方不明な父を見つけないといけないのに…
冒険をしてみたいていう欲がないこともないけどね。
こんな時期に戦争なんて本当に何を考えているんだよ。
ここで戦争になった経緯を軽く説明すると………
草木がたくさんあって自然が多いおかげでたくさんの動物が生息している[エス・ラガード]
そんな豊富な資源をもとめて南東の隣国[グランド・ベルト]が昨日から[エス・ラガード]への
進行を始めたため、武力衝突がこれから起きてしまう。
[エス・ラガード]の兵力では「サーク」のなかでも強いと言われている[グランド・ベルト]には到底及ばないため、南西の隣国[スーザ]に支援を求め対抗しようとしてるところって感じかな。
[スーザ]は強いので戦争に負けるはずがないとおもっている。
リアがそんなの私も思ってるわよって顔で見てくる。
「めんどうくさいのは分かるけどさ」リアが顔膨らめせて言う。 可愛いなおい,
「だって[グランド・ベルト]ってLM(長距離魔法弾)の研究で最前線を誇っている国だろう? 混戦になるだろうし嫌だよ」僕は続けて呟く。
「分かってる分かっているけど、それを口にしたらテンションが下がるでしょうが! 」と言いながらリアがグーで殴って来た。
「イッタ グーで殴ることないだろ」
「うっさい ヴェスタがそんな事言うからよ」
「ごめんねリア、でも絶対に絶対に生きて帰ろう!! こんなとこで死ぬわけにはいかないんだから!!」と言って僕はリアに手を差し伸べる。
「あったりまえだよヴェスタ、ちゃんと私を連れ帰ってね」リアが僕の手を繋ごうとした時だった。
リアがそのままゆっくりと僕の手を引いて僕に抱きついてきた。僕はちょっと予想だにしていなかったので驚いた、いや結構驚いた。
胸が当たって…… ってそうじゃ無くて素直に抱きつかれるのは嬉しいものだ。
僕は「リア」と明るい口調で呼ぶ。「何? 今いいとこじゃない邪魔しないでよ」「いいとこって」目をつぶりながら僕は苦笑いをしながら言う。
「リア 今は我慢しなくていいんだよ、泣いていいんだよリア?」と優しく問いかける。
「な! が我慢とかしてないし! 泣かないし! な泣かないしぃぃ ううぅ」
「もうヴェスタの馬鹿ぁぁ うえぇーん 」とリアは僕の胸の中で泣き始めた。さっきも言ったけどリアの柔らかい胸が当たっていて理性が吹っ飛びそうになる。ぐっと僕は堪える。
僕は口を開かないままリアを先ほどより少し強く抱きしめる。 リアが少しして顔を上げた。
「ヴェスタ あ」僕はリアに呼ばれ、うずくまっているリアの方を見ると、リアをちょうど見上げた所で、もう分かるよね?
そう僕の顔の前にリアの顔が目の前に、リアの息遣いを感じられて僕の鼓動がリアに伝わるんじゃないかと思いより一層ドキドキした。
これはあれかキスしたほうがいいのかな、などと考えていたがリアがさらに顔を近づけてきた。
ええいやってしまえ と思ったその時だった。
「いや~こんな昼間からあつあつですねー ふふ」丘の下から声が聞こえた。
僕たちは瞬時に離れ、こう言う。
「ステラか別に あつあつ じゃないし」「あつあつ じゃないです先輩 なにもしてないです」
(二人とも顔を赤くしている)
「ふふ 本当に?」
「「本当だって!! 」」リアと僕はそろって言う。
「ふふ そっかそっかそれはいいんやけどね そろそろドッグに向かわないとだよ」
と言っているのが Stra・Anz⋯戦艦【ラガード】戦略リーダ 兼 音響担当リーダで
年齢は僕たちより二つ先輩で、空大で知り合いため口で話すくらい仲が良い。
今は【ラガード】の幹部の一人だ。
胸の大きさは…… リアと比べると残ねn ううっん前本気で怒られたし止めよう。
彼女はとても賢こく、音響に関しては国トップの実力を持っていたため幹部大学を出てすぐ
【ラガード】の幹部で文句が出そうなもんだけど誰しもが彼女の才能を認めていたので
そんな事は無かった。
一つ欠点があるとしたら極度のコミュ症だ。
僕たちを除いて三人くらいしか友達がいないとか前言ってたのを思い出す。
コミュ症さえなければ完璧な人だと思う。
「はーい そろそろ行こうか」と僕は言う。
「珍しいですね 先輩がここに来るなんて」リアが不思議そうに尋ねる。
「三人が同じ艦に乗ることって初めてだから 一緒に乗りたいなと思って
それで二人はここにいるだろうと思ってここに来たの」ステラが答える。
「確かに僕たち三人乗ったことないですね」「確かに」リアが続けて言う。
「それじゃあ二人とも 行こうか」
そうして三人は丘を後にした。
丘の時計は丁度11:00を回ったところだ。
ドッグに行くまでには約30分島の南側の繁華街「ナメット」を通っていく必要がある。
「ナメット」はドッグに近いこともあり【エス・ラガード】で一番の規模を誇るので
ナメット通りを見ようと思ったら一日では足りないだろう、
特に貿易の物資が大量にここにはある。
いくつもの道があり複雑に入り組んでいるため初めて「ナメット」訪れる人は
大抵迷うので注意しなけばならい。
僕はまだお昼ご飯を済ませてなかったので「ナメット34番通り」のパン屋「ロッタ」で
お昼を買おうと決めていた。
「リアとステラ先輩 「ロッタ」でお昼ご飯買って言っていいですか?」
「ロッタで34番通りの? 」と先輩は問う。「そうですよ」とリアが答える。
「あそこの特性黒牛肉と取れたて卵のサンドイッチが絶品なんだよ」と興奮気味のリア。
「そうそうあの特性黒牛肉のボリュームたまらないんだよなぁ それが卵とマッチしてたまらない」
と僕も続く「しかも四つ入りで45銅貨なんて」リアが目を輝かせて言う。
「へぇ~ 美味しそうだね 私もお腹空いてきちゃった」と楽しそうに先輩が言う。
「話してる間に34番通り着いちゃいましたね」僕はそう言う。
「ほんとだね~ もう着いちゃった」とのほほんした様子で先輩が言う。
「二人とも大変だよ あれを見て」リアが指をさすほうを見てみた。
なんと……
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To Be Continued
硬貨について
大昔より【サーク】では大体下記が使われているが一部違う場合があるという
100銅貨=1銀貨
100銀貨=1金貨
100金貨=1剛貨(金剛石から来ている)
Thank you
貴方の貴重な時間を少し
この小説に向けて頂いたこと本当に感謝しています