表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死んでエクスカリバー  作者: 肉付き骨
異世界に生まれ落ちた剣
6/21

ピンチからの出航?

 死神(?)との無茶苦茶な取引が終わると、いつの間にか見たこともない場所にいた。これは、広場だろうか。

 周りを多くの人が囲み、その視線は俺に向けられている。その視線に圧倒され、一歩後ずさ、ろうと思ったのだが、まったく体が動かない。

 もしや、自分は処刑台にでもいるのだろうか。声も出せない。



ーあれ、俺ってばいきなり大ピンチ?



 幸い、360度全方位見渡せるのだが、体がどうなっているのか、怖くて見ることが出来ない。

 四肢が無くなっていたらどうしよう。やばい、想像しただけでも吐きそうになる。

 そうして色々と考えを巡らせていると、周りの人々が一斉に俺ではない場所へ向き、口笛を吹いたり、拍手をし始めた。

 人々の視線を追うと、そこには全身を西洋甲冑で固めた人がいて、こちらに歩いてきていることに気付いた。



ーまさか、こいつが執行者か!?



ーせっかくチャンスを手に入れたのに、あの死神もどき、俺を弄んだのか!?



 そんなことを考えている間も、執行者はこちらへどんどん近付いてくる。



ー来るな!来るなよ!俺が何をしたってんだよ!?



 コツ、コツ、と足音が近付いてくる。まるで、死神の足音のようだ。

 迫り来る恐怖に堪えかね、目をぎゅっと閉じる。


 しかし、思っていたような衝撃や痛みは剣司を襲うことはなく、右手に何か棒状の物を掴んで、地に足を着いて立っている感覚が急に現れた。


ーあれ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ