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死んでエクスカリバー  作者: 肉付き骨
鉄剣司の日常
2/21

幼馴染み

 HRが終わり、皆放課後の活動へと動きだした。今日は水曜日、俺たち三人の所属する剣道部は休みだ。



「ケンちゃーん、帰ろうぜー」



「おう」



 席から立とうとすると、隣の席の鈴木にがしっと腕を掴まれた。



「待って待って、教科書が入らないのっ」



 どうやら数学の教科書がバッグに入らないようで、なんとかして押し込もうと奮闘している。



「ロッカーに置いてきゃいいのにさー」



「それじゃ駄目でしょ!よし入った」



「スズ、置いてくぞ」



「待ってってばもう!」

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