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♯6 逃亡(たび)の終わり

男「お腹すいたー」


幼女「減りましたね~」


男「何か食ってくか」


幼女「お金あるの?」


男「無い」


幼女「よくそれで外食するとか言えますね」


男「おごってほちぃ」


幼女「お、おにーさん なんかキャラ変わりました?」


男「変わってなーいもーん」


幼女「なんかさっきよりだいぶフレンドリーになったっていうか」


男「んなことねーよずっと一緒だーもん♪」


幼女「そ、そうですか じゃあそういうことにしておきますかね」


幼女「それはそうとご飯どうします」


男「おごってほちぃ」


幼女「あくま養分にするってたぶんおにーさんが初めてですよ…」


男「わーい俺が初めて~初めてって最高だよね!!俺君他人の金で食う飯だーいすき」


幼女「さすがおにーさん平然と最低な事をいってのけるそこに痺れるあこがれるぅ」


男「せやろ?」


幼女「ホントにキャラ変わりすぎじゃないですか?大丈夫ですか読者の心情的な意味で」


男「しーっ察しろ筆者のバカさ加減をあいつの脳の容量は2バイトだぞ」


幼女「あっ…(察し)」


(ブチッ)


パチンッ







男「んあ?」


幼女「お目覚めですか」


男「あれ、俺寝てたのか」


幼女「久々の外でしたからね疲れたんじゃないですか」


男「かもなぁ、また変な夢見ちまった」


幼女「私としてはああいうキャラでも一向に構いませんよ?」


男「絶対やだよ…つかまーた見やがったのか」


幼女「さいですか」


男「そういやお前俺に死んでほしいとかいうのもういいのか?随分遊んでたみたいだが」


幼女「いいえ~?気づいちゃったんですよ私」


男「何を」


幼女「今の心を閉ざしたおにーさんにお願いしても無理だってことに」


男「んで?」


幼女「だから時間をかけて私が調教して、私の言うことならなんでも聞いちゃう豚にしてそれから―」


ドン


幼女「ヘブチッ! いったーい!すぐ暴力ふるうー」


男「残念だが俺はクソガキには興味ねーからそれは無理だな」


幼女「クソガキじゃない!大人のレディーですけど!?」


男「大人の女ってのはもっと聞き分けがいいもんだ」


幼女「い、いろんな人がいていいじゃん おにーさんだって背だけおっきくても中身子供じゃん」


男「ああ?また殴られたいのかゴラ」


幼女「ほらすぐ殴ろうとするところとか!!」


男「ぐっ…こ、これは大人して悪ガキのしつけに大事なもんだ」


幼女「言い訳多いのもガキっぽいですよー」


男「ぐぬぬぬぬ」


幼女「にゅふふふふふ」


車掌『ツギハーシューテーンシュ-テーン』


男「とりあえず降りるか」


幼女「そうですね」



男「腹へったなー」


幼女「そうですねー夢でも言ってるくらいでしたし」


男「それ辞めろよ」


幼女「い☆や 死んでくれるならやめますよ^^」


男「はぁ…できる限り寝たくないなこれからは」


幼女「それはそうとご飯どうします?ヒモにーさん」


男「そのうち返してやるから奢れ」


幼女「そのうちっていつですか?正確にお願いします」


男「そのうちはそのうちだよ!働いたら10倍にして返してやらぁ」


幼女「言いましたね?言いましたね!?」


男「わーったから早くラーメンでも食って―」ポンッ


男「えっ」


警官「君、男くんだね?」


男「はい、そうですけど何か…?」


警官『ああ良かった、近くにいてくれて 22時44分捜索届け出されてた少年保護』


男「は?」


警官「家の人が心配してたよひょっとしたら自殺でもするつもりだったかもなんて動転してるくらいにね」


男「え?え?え?」


警官「さ、一旦署に行こう 腹減ったろ?カップ麺くらいなら出してやるから」


男「いやいやいやいや自分で帰れますから!」


警官「ダメダメ 家での子は皆そういうんだ一旦署に行っておうちの人に迎えにきてもらうから」


男「まじすか…」


警官「マジだよ」ニッコリ


男「おい」ボソッ


幼女「はい、なんでしょう」


男「これは夢じゃないのか」


幼女「ところがどっこい現実です」


男「だよなぁ…」


警官「そんなブツブツ言ったってしょうがないぞ!!ひょっとして寂しかったのかい!?署に行ったら私が君の悩みを全て聞いてあげるからなHAHAHAHAHA」


男「ははっ…俺の悩みの一つはあなたのテンションの高さですけどね…」

誰が2バイトじゃ3バイトはあるわ

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