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♯19 終わりへ

―10年前 帰路


幼馴染『ていしゅかんぱくって歌知ってる?』


男『わかんない。なにそれ?』


幼馴染『わたしもわからないんだけど、おかあさんがきいてたのいっしょにきいてたんだ』


男『へぇ、で、それがどうしたの?』


幼馴染『なんかねー男の人がねー女の人にすごい偉そうにいろいろと命令するの』


男『ずいぶんひどいじゃん、俺は幼馴染にそんなことはしないな』


幼馴染『えーそんなことないよ、この前だってわたしのゲーム貸せって命令したじゃん』


男『あ、あれは…うん、たまたまだ』


幼馴染『たまたまばっかじゃん!この前だって―』


男「わーわーっそんなことよりなんでその歌の話したの?」


幼馴染『ああ、そうだったそうだった。でね、歌の意味はあまりわからなかったんだけど、なるほどーって思ったところがあったの』


幼馴染『おれより先には死んではいけないって』


男『わがままだな。だったら、もっとやさしくしてあげるべきだ』


幼馴染『おまえのおかげでいいじんせいだったと言うから』


男『あーそういういみかー』


幼馴染『男くん!』


男『ん?』


幼馴染『私より先にしんじゃだめだよ。わたし男くんのおかげで幸せだったって言うから』





男 (一応、お前の約束は叶ったって事になるのか。いや、俺がいて幸せだったって聞いてねーぞ)


約束をもう一度結びに行く


男「着いた」


―交番


市民「ええ、そうなんですよ…最近何故かパンツが盗まれるんですよ…僕男ですよ!?」


警官「やや!確かにそれは大変だ!!おのれ変質者めぇ~ 安心してくださいこの私めがこれからずっとあなたの部屋を見張ります!!」


市民「い、いえ…別に、そこまでしていただかなくても…」


警官「いや、しかしそれくらいしないとあいつらh―ん?おおっと君は確か男くんとお母様じゃないですか」


男「どもっ」


母「ペコッ」


警官「ちょっと待っててくれ!この人の家の不審者を捕まえたらすぐに話を聞くからしばらく待っててくれ」


市民「あ、自力でなんとかしてみるんでいいです…では」


警官「お、おい君!遠慮することは無いんだぞ!?おーーーーい」


男「…」


母「…」


警官「まったく何で皆自分で解決しようとするのだろうか…まぁ良い事ではあるのだが、もっと他人を頼って欲しいというか」ブツブツブツ


男「あ、もういいっすか?」


警官「おースマンスマン いやー私に会いに来てくれたということは何か相談事があるのかい?」


男「はい」


警官「おーそうかそうか、何故か皆私を遠ざけるから最近寂しくてねー」


男 (あんたの暑苦しさには誰もついていけねーよ)


男「それで、早速本題なんですけど」


警官「おう、なんでも聞いてくれたまえ」


男「この前、俺がここにお世話になったとき、警官さんの友人が一年前に事故にあったって言ってましたよね。」


警官「ああ、あの件か 今思い出しても腸が煮えくり返るよ…あいつの為に何もできなかった自分をな」


男「単刀直入に聞きます。その人は友さん…ではありませんか?」


警官「その通りだが、どこでその事を知った?」


男「正直な話ただの勘ですよ。ただ、一年前俺も幼馴染を交通事故で亡くしましてね、もしかしてって思ったんですよ」


警官「そんな…そんな事が…あの世のあいつに変わって謝罪をさせてもらう」


ガバッ


警官「すまなかった…謝って許される事では無いのはわかってるがっ…」


男「ちょ、ちょっと土下座なんてやめてください」


警官「いいや…あれは全て私が悪いんだ…私意外にあのちゃらんぽらんを止められるやつなんていなかったのに…何故止めなかった…」


男「そんな、全然関係ないじゃないですかっ」


警官「いいや、私が諦めず…昼間から飲むなと言い続ければ…あいつも分かってくれたかもしれない…仕事に没頭しないで、あいついる時間を増やせばもっとまともな道を歩いたかもしれない…私のせいだ…」


男 (この人も俺と同じ…なのか…)


男「警官さん、俺が今日来たのは、その確認の為だけじゃ無いんです」


警官「え?」


男「笑わないで聞いて欲しいんですけど、俺はどんな手を使ってでも幼馴染みを生き返らせようって思ってます」


警官「え…?」


男「警官さんは友さんが生き返る方法があるっていうならどうしますか?」


警官「そんな絵空事…あったらいいな…でも、本当にあるのならやるさ」


男「その為なら命を懸けられますか?」


警官「ああ、懸けられるとも。あいつがああなったのは全て私の責任だからな」


男「幼女」


幼女「は~いな~」


警官「うわっ誰だね君は!?いつからそこに」


幼女「ずっといましたよ~」


男「こいつは悪魔の幼女です」


警官「悪魔だと…?男君、正気なのかい?悪魔なんてこの世にいるはず…ねぇお母様」


母「いいえ、男は少し前まで部屋に引きこもって出てこようとしませんでした。それが突然なにかから逃げるようにして外に飛び出したんです。部屋には何もありませんでした」


警官「そ、それは男君の頭がおかしくなって…」


幼女「うわっひどっwww」


男「うるさい とりあえず今の俺には信じてくださいって言うしかないですね」


警官「突然そんなことを言われてもな…仮に信じたとしても悪魔が人間を生き返らせてくれると言うのか?」


男「命を代償に一つだけ願いを叶えてくれるんですこいつは。 残念ですが既に起こった事象は変えられません。過去に戻る必要があるんです。協力していただけませんか?」


警官「申し訳無いがにわかには信じられない…」


男「分かりました、なら実際にやってみましょう」

すぐ上げるって自分で言っておいて、何日も空いちゃったのが自己嫌悪です。

一応次で最終回になります。ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。

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