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♯16 許し

――夕方 男の部屋


カタカタ


幼女「ん~なに調べてるんですか~」


男「幼馴染の事故の件だ」


幼女「なんでいまさら?」


男「俺はこの事件の事を何も知らないんだ、今まで目を背けてきたからな」


幼女「ほ、ほ~う で、何か分かったんですか?」


男「当たり前の情報だけだな、場所、被害者、犯人、それと…」


幼女「それと?」


男「それと…犯人は死んでる…」


幼女「なるほど 欲しい情報は手に入ったんですか?」


男「ああ、十分だ」


男「……」


幼女「どうしました?」


男「いや、長年一緒にいたこいつともおさらばだなぁって思ってな」サスサス


幼女「その子の魂はもう少ししてからじゃないとこっちには来そうにないですね」


男「パソコンにも魂ってあんのか?」


幼女「表現方法が無いだけで、この世の物全てに命はあるんですよ」


男「そうなのか…んじゃ、先にあっちで待ってるな。今まで付き合ってくれてありがとな」


幼女「なんかおにーさん雰囲気変わりましたね」


男「それ前にも言われた気がする」


幼女「言ってませんよ?」


男「いや、どっかで言われたような…まぁいいや行こうか」


幼女「今度はどこへ?」


男「幼馴染の家だ」




――幼馴染の家


幼母「え…男…くん…!?」


男「どうも」


幼母「だって…あなた…死んだって」


男「その話はまた後でゆっくりします。その前にお線香一本いいですか?」


男 (絶対助ける…今度は絶対に)


幼母「そうだったの、病院で一命取り留めのね、良かった…本当に…あ、入院はしなくていいの?」


男「ええ、病院も忙しいみたいで健康なら出て行ってくれって」


幼母「ず、随分てきとうな病院ね。でも元気そうなら良かったわ」


男「ありがとうございます。でも本当に良かったです。やっと幼馴染に向き合えて」


幼母「幼馴染も喜んでると思うわ。でも、どうしてわざわざこのタイミングで?」


男「死ってものに近づいて覚悟が決まったんです。生きてるうちにやれることはやっておこうって」


幼母「ありがとう。」


男「それとおばさんに…話しておきたい事があって…」


幼母「なにかしら?」




男「と、いうわけなんです…俺が幼馴染みを殺したって言っても過言じゃないと思います」


幼母「……」


男「本当にすんませんしたぁっ!!」


幼母「……」


スッ


男 (っ!!)


ナデナデ


男「えっ…」


幼母「大変だったね…男君。この前はついみっともなく取り乱しちゃったけど、今は少しづつあの子の市の事受け入れられてるの。」


男「で、でも俺は―」


幼母「男君も幼馴染の事好きでいてくれたんでしょう?あの子もあなたの事が大好きだった。

あなたがあの子の事を好きでいてくれることが、あの子の一番の幸せだったと思うの」


男「……」


幼母「だから自分を責めないで、逆にあの子を好きでいてくれてありがとう。あの子を今まで考えていてくれてありがとう。これからは自分の道を探して生きて」


男「はい…ありがとうございます」グスッ


幼母「ありがとね」グスッカ


―外


幼女「許されちゃいましたねおにーさん」


男「ああ」


幼女「死ぬの辞めたくなっちゃいました?私として困りますけどやる気のある若者殺すとそれはそれでクレームくらうんですよねぇ…もう少しやる気の無い状態で死んでくれると思ったのに」


男「約束は守るさ。それにここで終わっても俺にとってはバッドエンドだしな、トゥルーエンドを目指すさ」


幼女「ほーほー ま、そうですね。そうこなくちゃ面白くありませんもんね」


男「終着点は決まってるけど、もう少し遠回りしていこう」


幼女「今度はどちらへ?」


男「ついてくれば分かるさ」

駆け足でここまで来た話も、もう少しで終わります。いつかはこの話をもう少しゆっくりと進めた話を書きたいと思います

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