表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/21

♯10 願い

男「はぁはぁはぁはぁ」


幼女「ワンパターン過ぎますよおにーさん」


男「うるさい」


幼女「これが小説か漫画だったら打ち切り待ったなしですね」


男「うるさいうるさい」


幼女「子供ですかあなたは」


男「ガキはてめーだろ、人が嫌なことばっかしてきやがってあんときだって俺が出ない方お互い幸せだったんだよ」


幼女「それが、外に出なくなった理由の一つですね」


男「…っ」


幼女「なるほど、お互い辛いものには会いたくないものですものね。それにこの町は忘れたいものだらけですし」


男「お前…気づいてたのか」


幼女「情報垂れ流し過ぎですよ なんだかんだでガード緩いんですもんおにーさん」


男「そうだよ…忘れたい事が山ほどあって、今みたいに逃げ出したいのに一人じゃどこにも行けず

現実から逃げるために部屋に逃げ込んだ…それが今の俺だ」


幼女「私の仕事の件とは別に、死にたいって思わなかったんですか?」


男「思ったさ」


幼女「生きて…ますよね?」


男「俺は…死んで楽になっちゃいけないんだよ」


幼女「なんでです?」


『…殺し』


男「俺は」


『人殺し…』


男「人殺しだから―」






幼馴染『ねぇ男くん男くん』


男『ど、どした』


幼馴染『えへへーなんでもない』


男『なんだそれ』


幼馴染『いいじゃんいいじゃん男の子は小っちゃいこと気にすんな』


男『わけわかんねー ところで…あのさ』


幼馴染『ん?なに』


男「頼みごとしていいか」


幼馴染『前向きに善処しまーす』


男『どこぞの政治家だよ!あのさ学校に忘れ物しちまったんだけど…ちょっと取ってきてくれねぇ?』


幼馴染『だが断る!』


男『なんでや!』


幼馴染『自分でいきなYO!』


男『頼むよ俺ちょっとこの後用事があんだよ』


幼馴染『用事ってなに?』


男『よ、用事は…用事だよすげー大事な』


幼馴染『むぅ…よく分かんないけど分かった そんかわし今度駅前のあそこでつけ麺おごってよ!』


男『おう!でも女の子がそんな男臭いものでいいのか?パフェとかパスタとかの方いいんじゃね?』


幼馴染『んー男君がおいしそうに食べてる物を一緒に食べるのが一番おいしいよ』


男『お、おう』///


幼馴染『あれー顔赤いよどったの?』


男『べ、別に赤くねーし!つか早く行ってくれ』


幼馴染『ほーい じゃ、また後で』タッタッタッ


男 (後で…か、この後どんな顔になるか全然わかんねー)


男 (あいつ確かパッシー好きで良かったんだよな、教室の自分の席に何故か身に覚えのない袋が置いてあって、中にはパッシーの人形が…そしてメッセージカードを開けば誕生日おめでとうの文字と俺の気持ちが…)


男『あーーーあーーーあーーー今更恥ずかしくなってきたあああああ 大丈夫かなぁ大丈夫かなぁ大丈夫だよねぇ!!すっげー不安…』


男 (でも、大丈夫だろ…お互い傍にいる空間が心地いいんだ…これからだってずっと…)



ピーポーピーポーピーポー


ピタッ


男『救急車?随分近くで止まったな』


野次馬A『女の子が車に跳ねられたらしいぞー』


野次馬B『誰か救急車呼んだー!?』


男『女の子』


野次馬『あの制服…あそこの高校の子じゃねぇのか?』


男『!?』ダッダッダッダッダッダ


男『スンマセン スンマセン スンマセン』


野次馬D『いってぇなぁ』


野次馬E『うわぁ…あれはもう…』


救急隊員『すみませんどいてくださーい』


男『はぁはぁはぁ…!うっ ぼええええ』


男 (どうしてこうなった…俺はただ…)




男「俺はただ…気持ちを伝えたかっただけなんだよ…なのに…」


幼女「なるほど、これでほぼ合点が行きますね でも、なんでそれがおにーさんが殺人者になるんですか」


男「あれは…俺があんなくだらないサプライズ考えないで…早くあいつに気持ち伝えてれば…こんな事にはならなかった…」


男「俺が殺したんだ…俺があいつを死にに行かせたんだ…本当は全部俺の…」


幼女「なるほど…そういう意味でだったんですね」


男「死ぬことは俺にとって自分だけが楽になる逃げ道でしか無い…あいつの身代わりになれれば…」


男「身代わりになる…?」


男「そ、そうだお前確か俺が死ねば願い事叶えてくれるんだったな!?頼む俺の代わりに幼馴染を!!」


幼女「おにーさん」


幼女「それは無理です」


男「え…」

ついに10話まできました!!10話といえばジャンプ漫画でいう打ち切りの季節…僕の次回作にどうぞご期待ください。男は魔王の城に向かって死にました





嘘です もうちょいおつき合いお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ