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七つの大罪  作者: 水霧
4/7

怠惰

まるで出口のない部屋の中で

身体を拘束されているようだ

死ぬこともない

でも生きてる実感もない

考えているのか

口に出しているのか

何も分からない


でも、何とも言えぬ浮遊感

これが気持ちいい

動かなくてもいい

死ななくても生きなくてもいい

考えても話してもいい

だってこんな状況にしたのは

誰かのせいなんだから


わたしのせいじゃない

これは誰かのせい

気持ちいい感じだけを

ただ味わえればいい

たとえ誰かにとがめられても

わたしはただこう言うしかない

これはわたしのせいじゃない


考えなくたっていい

考える必要がない

今までのこと、今のこと、今からのこと

そんなくだらないことよりも

この気持ちいい感じだけを

ただそれだけを感じていたい

そうしてカラダは怠惰たいだに怠惰に怠惰に怠惰に怠惰に……




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