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七つの大罪  作者: 水霧
3/7

憤怒

ののしられていた

さげすまれていた

あなどられていた

見下されていた

ぼくは何もできないから


なぐられていた

られていた

叩きつけられていた

踏みつけられていた

ぼくは何もしないから


嬉しさなんてない

怒りなんてなかった

悲しみなんてない

楽しみなんてない

ぼくは何も感じなかったから


でも、そんな中で一つだけ芽生えた感情

それは燃えたぎるような怒り

身を焦がすほどの怒り

力が湧き上がるような怒り

誰でも殺せる怒り


ぼくをばかにしたやつらはいない

なぜならぼくは檻の中

ぼくを傷つけたやつらはいない

なぜならぼくは檻の中

かつてのぼくなんていない

なぜなら心の檻の中に……




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