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お姫様の憂鬱

欲しいものがありました

其れは手に入れられないものでした


いつも眺めて

近寄らず

遠く遠くにありました


白い真珠の玉のような肌と

青い海色の瞳の青年


「何かお探しでしょうか?」


私は

その差し出された手を

取らなかった


「誰かに手伝ってもらえたからって」

「手に入れられるものではないの」

「嗚呼、手に入らないからこそ」

「手に入れたいと恋焦がれるのでしょう」


青年は驚いて私を見、

微笑んでこう言いました


「夢を見るのが幸せなんだね」


言わないで其れは知っていますから

近寄らないで手に入れたくないの

手に入れてしまったら輝きが

失われて砂利となるでしょう!


「そうやって何時までも逃げているのかい?」


いいでしょ別に関係ないでしょ

ほっといてよ


「放っておけるわけがない」

「僕は君が夢見る」

「おうじさま!」


嗚呼


「ずっとずっと夢見ていたいの」

「だってリアルなんていいことないじゃない」


私を後ろ指指す幼馴染

何時だったか感じた 惨め


「夢を見せてあげないよ」

「どうせ君は僕の」

「おひめさま!」


欲しいものがありました

其れを手にしたら焼け爛れそう!

全身火傷 舌は痺れて

キスの味なんて わからない!


「こんにちはお姫様」

「おいでよ僕と」

「現実 リアル 本物のの」

「世界へ」

他サイトにも上げてますヽ(  ´  ∇  `  )ノ

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