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異世界はつらいよ~転生勇者放浪記~  作者: 花京
第二章 砂漠の王国カルナード編
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第四話 勇者PTダンジョン制圧に行く⑥

 翌日、《暁の翼》はギルドに集まり、

 前日の戦闘結果の報告と整理を行っていた。

 ライネルが書類を見ながら、にこりと笑う。


「アンナ、昨日の戦いだが……

 よくやったな。君の判断と剣の腕があったから、全員無事に撤退できた」


 アンナは一瞬驚いた顔をしたあと、少し頬を赤らめながら答える。

「……ありがとうございます、ライネル副長。

 まだまだ足りないところばかりですが」


 ライネルは優しく手を振る。

「足りないところは誰にでもある。

 ただ、あの勇気は認めざるを得ん。

 君なら、もっと強くなれる」


 アンナは胸の奥が温かくなるのを感じた。目を細めて、小さく頷く。

(私、少しは……自分を信じてもいいのかもしれない)


 リルルやアリア、ユキナもにこやかにアンナを見つめ、

「やっぱりアンナは頼れるな!」

「次も楽しみだね!」

 と声をかける。


 アンナは照れくさそうに笑いながらも、剣を握る手に力が入った。

 心の中で、次の戦いへの決意が静かに燃え始めていた。

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