表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/18

第六話 急襲はつらいよ②

その頃、王都中央訓練場では――

アンナ率いる“正式勇者PT”が模擬戦を行っていた。

マリアと数名の神官が見守る中、勇者たちは順調に力をつけていた。


だが。


黒い風が、唐突に吹いた。

訓練場の空が歪み、裂ける。


「な、なんだ!?」

「空が……!?」


裂け目の中から、赤黒い光を纏う翼を持つ男が現れた。

真紅の双翼、額に刻まれた紋章。狂気の笑み。


「ヒャハハ……愉しいねぇ、人間の“勇者ごっこ”ってやつは!」


「あ、あんた何よ!」アンナが剣を構える。


「名乗ってやろう。俺は――《破壊者》ベルゼ。

 魔王軍三魔将が一人。強き者を喰らう、それが生きがいでねぇ」


「っ!」


 瞬間、ベルゼが飛翔。

 音もなくアンナたちの中央に着弾した。

 爆風と炎が吹き荒れ、悲鳴が上がる。


――王都の防御結界の要、そこでは王国騎士団団長が唇を噛んでいた。

「くっ。数からみてもおそらく精鋭部隊。

 それでも魔王軍の接近をここまで許すとは」

 魔王軍とぶつかる王国騎士団の面々から振り返り、騎士団長が黒煙を睨む。

「くそ……三魔将だと!?防御結界を抜かれた!」


リ・エスティーネ王国王都エスティアは戦場と化していた。


王都・郊外――


「……なぁシド、今、空が光らなかったか?」

「っ!?」

 シドの表情が一変した。

 マントの下から小さな通信石を取り出す。

「こちらシド、王都訓練場が……ええ、確認しました。すぐに向かいます」


「な、なんだよ今の!?」

「悪い、行くぞトラジロウ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ