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龍と魔法がありふれたこの地にて  作者: クラムボン美少女概念
黒の権能と死神
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episode61 黒の権能と死神 終演

帝都に向かう、右隣には隊長さん

相変わらず綺麗な顔をしているなと思いつつも会話を楽しんでいるとすぐに帝都に着いた

どうやらミリーは隊長さんの部下が帝都に運んでくれていたらしく会いたいと言えば薬草と消毒液の匂いのする建物に連れて行かれた

聞いた話隊長さんも状況判断でしかないが頭を岩で叩き潰されたらしい、それも何度も、応急処置はしたらしいがギリギリ、生きていたとしても脳に異常がある可能性があるため治癒魔術で一気に治すことはできずゆっくりと経過を観察しながらの治療になるらしい、早くても数ヶ月は絶対安静と言っていた

ミリーが運び込まれたという部屋の前で深呼吸をする、何があっても耐えられるように心を整え、扉を開く


「お、ルカ、無事だったか」

「……は?」


部屋に入った僕を迎えたのはベットの上で大盛りの料理を口に運んでいるミリーだった、なんでもないような顔をして大きめの肉を頬張っている


「気持ちはわかるよルカ、私も驚いた」


後ろから追加の料理を運んできたらしいレオが僕に共感を示す

空になった皿を隣の机に重ね、レオから受け取った料理をまた口に運ぶミリー


「……お前が一番重症だよ、ミリー」

「ん?そうか」


なんというか、頭を岩で砕かれたのなら人として死んでおくべきだと思う、いや生きていたのはもちろん嬉しいのだが、せめて眠っているか少しセンチメンタルになってて欲しかった


「いや〜、流石に状況が悪かったな、槍使いの複製体のせいで崩されたし影を踏まれたらダメなのも初見じゃ防ぎようがないし、けど次は勝てるぞ、……その顔信じていないな?」

「……いつもそんなこと言ってるなと思って」


ひとまずミリーは元気だが安静にしておいた方がいいため部屋に置いて、レオは皇女様の病気を治しに少し席を外した

僕はミリーと一緒に部屋で時間を潰していた


帰ってきたレオには今回の件は王国帝国関係なく自分の友人を助けただけと言っていた、その言葉に僕は感謝を示した

その後僕らは隊長さんとご飯を食べた、隊長さんと部下の子一人、帝都でおすすめのお店に連れて行ってもらった、ミリーは当然のようについてきた、隊長さんも引いていた

隊長さんの名前はエアというらしい、エア・ロードライク

僕も一応名乗っておいた


次の日には僕らは王国に戻った、少し名残惜しい気持ちになりつつもレオを王国まで連れて帰るまでが仕事のためだ

けど来た時とは違い今回は国境付近まで銀翼魔術師団の馬車で送ってくれたのでかなり早く帰れた


どうやらレオはまた身分を隠して通っている学園に戻るらしい、少しでも自分の加護の力に頼らず病気を治療できるように治療法の研究をしているらしい、他にも飢えを少しでも減らすために農業を勉強しているとか、始まりの聖人のような人間だ

ミリーらは少し王国で休憩してからまたアセトの街に戻るらしい、地元が一番落ち着くというやつだ


僕はどうしようかまだ決めかねている

アセトに戻ってもパーティーメンバーはいない、家も売ったからないしここからアセトは遠い、人といるのに少し疲れた気がするからもしかしたらしばらく一人で旅をするかもしれない、まぁ楽しもうとは思う




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