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龍と魔法がありふれたこの地にて  作者: クラムボン美少女概念
黒の権能と死神
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episode57

護衛は結局僕とミリーだけになった

名前を知られた場合敵が実質一人増えるのと相性的に後衛職だと一方的に殺される可能性があるからだ、だから今回はガチガチの前衛職である僕たちだけになった


そんな僕ら3人で旅を楽しんでいたところ困ったことが起きた


「つくづく運がないな」

「運が悪いのか、はたまた…」


僕らが通る予定だった道が土砂崩れで通れなくなってしまった

しかも困ったことにここ数日のうちにこの地域で大雨が降っていない、それに見た感じ木の斬りすぎで地盤が緩くなったとかでもなさそうだ

つまり本当に困ったことにあの魔導士が仕込んだ罠の可能性があるのだ


「ルカ、ミリー、あっちの人がいうに通れるようになるの早くても一週間はかかるそうだ」

「なら迂回するか?」


ミリーが迂回を提案する

一週間同じ場所で待機するのとこのまま相手の罠の可能性があるのに迂回するのとどっちが安全だろうか


(……ここを抜けたら帝都まですぐ、ここまで襲撃は無かったのだからそもそも襲撃はもうないかもしれないな)


あちらの目的はよくわからないがレオの命を狙うことで王国の王女を病死させようとしていたのかもしれない、だったらもう警戒する必要はないかもしれない、いや警戒するに越したことはないけど


「迂回しようか」

「なら少し戻って左に曲がった方に行けば良いらしい、こっちの道が出来てから使われなくなったが他の迂回ルートよりもわかりやすい道らしい」


そう言って道の端っこに座って休む商人に視線を向けながら説明するレオ、僕らが道を通れるかどうかを判断している間に僕らと出会った頃では想像できないようなコミニケーション能力を発揮して色々情報を聞き出してきたみたいだ



レオの言った通りに少し来た道を戻ると少しわかりにくかったが道の端に下り坂がありそこからさっきとは違う道に進めるようになっていた

レオが仕入れた情報を少し自慢げに話しているのを聞いているとどうやらこの道は昔の砦に繋がっているらしい、しかしその砦も今は使われなくなってしまいこの道も必然的に人の通りが少なくなっていったとか


「あ、砦が見えてきた」


人通りが少なくなった影響で草が生い茂っている道を歩いているとレオがそんなことを言う

実は僕はさっきからうっすら見えていたのだがどうやらかなり大きめの砦らしい、なぜ今は使われなくなってしまったのか少し気になるが今はどうでもいいことだ


「ミリー、レオを背負って走って」

「…了解」


ミリーが言われた通りにレオを背負って砦の方向に走っていく

そしてその二人に並走するように赤い鎧を着た男…ロビンが草むらから出てきた


「キィェェエ!!!」

「––ふっ!」


レオに向かって放たれた一撃をルカが間に割り込んで防ぐ


「眼帯…?」


ルカの顔を見てロビンが呟く、眼帯と

そして自分の顔を力強く投げやりに掻きむしりながら叫ぶ


「眼帯、眼帯––眼帯ッ!!あぁ、お前を殺せばあのお方にお褒めいただけるぞ!!」


(…あのお方?多分あの魔導士のことだよな?)


ルカは砦の方に走っていく二人を見て考える、もしこの男が最初から自分を狙っているのなら当然魔導士の男やその仲間で手薄になった二人を狙うはずだ


(つまり僕の仕事はこいつをすぐに殺して二人に合流することだ)


ルカの剣圧が増す、そして目の前の男を殺すために全神経を集中させた















背負われたレオが舌を噛まないように気をつけながら喋る


「ミリー!さっきのは赤竜騎士団の二番隊隊長ロビンだ!ルカを援護した方がいい!!」

「ルカが走れって言ったんだ!なら走ったほうがいい、それに…」



砦の門のところに人影が見えた、レオを肩から下ろし懐から街で買った仮面をつけて顔を隠す


「レオ…帝都まで走れるか?」

「……わかった」


砦の中に走り込んでいくレオを狙う魔導士に切り掛かって隙を作る、一度敗走を強いられた相手、だが今回は、いや今回も勝つためにここに立っている


「させるかよ、お前の相手は俺だ」

「ヘケッ!すぐに殺して追いかけてあげますよ」


ミリーはすでに竜剣の名において負けるつもりはない



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