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あなたへ

作者: 白黒羊

 暗く乾いた部屋の中で咽び泣く声がただ響いていた。

「どうして…どうしていなくなったの…」

 あなたは私の光だった。私の闇を拭い去ってくれた、唯一の光だった。

 あなたに恋に落ちて、私は幸せだった。あなたの前で始めて心の底から笑えたの。

 でもそれも過去のお話。あなたはいってしまった。私を置いて、いってしまった。私は捨てられたの。この世の全てから必要とされることはなくなったの。

 こんな私を可哀想と思うなら、お願い、帰って来て。

 もう一度私の手を握って、「大丈夫だよ」って言って。

 私の手にはまだ、あなたの温もりが残ってる。でもいつか消えてしまうのかな。熱い紅茶もいずれ冷めるように。

“大好き”なんて、もっと早く伝えてくれれば

「殺す必要もなかったのに」

この話はフィクションです。実在する個人、団体、出来事などとは一切関係ありません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 大好きなんて、もっと早く伝えてくれれば 「殺す必要もなかったのに」 怖いけど面白い終わり方ですね 小説家になろうを読むと才能がある人が沢山いて、めっちゃ吸収するものが沢山です
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