神の語りべ、或いは全ての物語のプロローグ
私の名は山田太郎(仮名)
会社からの帰宅中、交通事故により死亡。
男性。
享年、42歳。
そして現在、絶賛臨死体験、神様(女神?)と対面中。
「現世に再生ですか?」
「いや、パラレルワールドへの転移だ」
「転移?私は死んだと思うのですが ?」
「そうだ。だから、パラレルワールドで山田太郎して生き返やろうという事だ」
「私の身体の方は…」
「事故による怪我は、全て再生済みだ、でなければ、事故で死んでいた筈だからな」
「ありがとうございます」
「礼は不要ですよ。貴方をパラレルをワールドで私の理に成る成る事ですよ。貴方は私の為、貴方は私の使徒として別世界の日本で生き返るのですよ。」
神様のキャラが男から女へ変わっているが。・・・
「なるほど。では、別世界で生き返っ迄果さなければ成らない使命となんですか?」
「私と語りべとして、無限に存在するパラレルワールドの物語を人々に知らしめるのです」
「そうですか」
「……異議がありますか?」
全知全能にし全てのパラレルワールドの創成者して管理者である女神の決定の前には、私には選択の余地は無かった。
「いえ」
「素直なこ事ですね。が……本当に良いのですか。?」
「ええ。生き返らせ貰えるなら貴方の語りべと成り、多くの人々に異世界で繰り広げられる物語を知らしめ事にしましょう」
「其れでは貴方に、テレパシーのスキルを授けましょう。次元を隔て多くの異世界の人々や、人間以外の知的生命ともテレパーシーなら交信する事が可能ですよ。テレパシー以外のスキルも欲しければオマケに授ける事が出来ますよ」
「テレパシー以外のスキルですか?」
「ええ。例えば…危険を察知する事の出来る予知とか、女性をも想いのままに出来る魅了のスキルは転移者、転生者には非常に人気があるスキルですよ」
「病気に、成らないスキルをお願いします」
「病気に、成らないスキル・・・」
「はい。私の親族達は若くしてガンでな愛する家族を残して遠くに旅立っています。私の妻子達には私と思いをさしたくはありません。」
「では、貴方には、【テレパシー】のスキル以外に病気に成らないスキル【長寿と健康な肉体】を授けましょう」
「ありがとうございます」
「そろそろ時間です、覚悟は出来てますか。」
「大丈夫です。生き返らして頂きありがとうございます」
「さあ、転移の時間です再び人の世へ旅立ちなさい」
私の意識はその言葉を聞いた後、其底知れぬ暗黒に呑み込まれていった。
病院のベットで気が付くと、心配そうに私の顔を覗き込む妻と二人の娘の顔があった。
怪我は軽症で済んだ様だが、頭を強打した為、三日三晩昏睡状態だと後から聞かされた。
※ ※ ※
パラレルワールドの日本に転移(転生?)後も山田太郎しての日々か変わりなく続いている。
唯一の違いは、転移前の私は一平凡なサラリーマンであったが、転移(転生?)後は、某大学の物理学の准教授に転移(転生?)した事であるう。
余談であるが、妻も某女優に似た美人で、美形の両親から生まれた娘達も美少女と成長した。・・・
神の語りべとしてパラレルワールドの日本に転移(転生?)してから約五年の歳月が流れている。
講義と実験との忙しい日々の合間を縫って、無限に存在するパラレルワールドから其処に暮らす人々、又は人間以外の知的生命体ともテレパシーで交信で彼らの物語を聞き出す事に、成功した。
パラレルワールドの中には、伝説や神話で語られる人々や幻獣がごく普通に存在して暮らしている世界が多数存在していた。
その様な世界では、生物学法則や物理学法則が転生前や転生後の世界と異なり我々の科学では理解出来ない現象や、竜やキメラ等、生物学的には、生息不能な生物が、ごく普通に生息している多数存在している。
科学者と常識では、その様な事は、あり得ないと否定しながらも剣と魔法の世界で繰り広げられ物語も記録はしているが。
私とテレパシー交信した者達が語る物語は、時には波乱万丈の冒険物語では、時には美しい王侯貴族の姫君の華麗なるラブストリーであった。
又は、筆舌使用の内、悲惨な運目に弄ばれた人々の物語や、邪な欲望を満たす為に麗しい姫君を辱める男達の物語も数知知らずパラレルワールドの交信相手から聞かされる羽目に成ったが。・・・
私が、聞かされた物語の全てを語る事は、不可能だが一部の物語を多くの人々に知らしめる為、小説投稿サイトにフィクションとして公開してくいく事にする。
聞かされた物語の中には筆舌しがたい残酷な、場面やありのまま表現すれば、異生物と人間との過激な性交渉の場面も少なく無いので、その様な場面はカットして全年齢向け物語として公開するしか術は無い様だ。
時には荒唐無稽で時には、筆舌しがたい淫靡で美少女や美女が邪な男の身勝手欲望を満たす為、辱められる物語も少なくないが、全てパラレルワールドで現実に起きている出来事である。
多くの人々に物語を知らしめる神の語りべしては残念でな事であるが、常識ある一個人としては、公表する事は差し控える事にする。
西暦2022年某月某日
某大学教授、山田太郎(仮名)
この短編は、超有名な某作品のストーリーをお借りして書いています。
当短編が小説投稿サイトの運営より、盗作と判断された場合は、当作品は削除します。